学生生活

日本文化研修

2014年度(平成26年度)日本文化研修

JAISTでは、外国人留学生の日本や地域の文化に対する理解を深めるとともに、 日本人学生を含めた学生同士の交流も深めるため、日本文化研修を開催しています。

第1回:金箔貼り体験とひがし茶屋街散策

日 時 2014年6月27日(金) 13:00~18:00
場 所 かなざわカタニ及びひがし茶屋街
参加者: 留学生   12名
日本人学生 1名
引率者   4名
旅 程 13:00 JAIST発 → 14:00 かなざわカタニ着(金箔貼り体験)
15:30 かなざわカタニ発 → 15:45 ひがし茶屋街着(散策及びお茶屋見学)
17:00 ひがし茶屋街発 → 18:00 JAIST着

6月27日に今年度第1回の日本文化研修を実施しました。参加した13名の学生は、まず金沢市を訪れ、金箔貼り体験を行いました。1/10,000mmという薄い金箔を扱うのは非常に繊細な作業で難しかったようですが、皆自ら選んだ小箱やコンパクトミラーなどに思い思いのデザインを施し、素敵なオリジナル金箔グッズを作り上げていました。
その後、同市のひがし茶屋街界隈を散策し、国重要文化財に指定されているお茶屋「志摩」の見学では、1820年に建てられたままに残るお茶屋独特の造りや、一見さんお断りのしきたりについての説明を熱心に聞きながら、江戸時代の風情を堪能していました。ひかえの間で芸妓さんのように太鼓を叩かせてもらった女子学生らも、とてもよい記念になったようです。
また訪れたいと語る留学生もおり、金沢の伝統工芸・伝統文化への理解と学生間の交流を深められた有意義な機会となりました。

第2回:コマツ粟津工場見学

日 時 2014年9月3日(水)8:40 ~ 12:00
場 所 コマツ粟津工場
参加者 留学生 9名
引率者 3名
旅 程 8:40 JAIST発 → 9:30 コマツ粟津工場着(建設機械等の生産ラインを見学)
11:00 コマツ粟津工場発 → 12:00 JAIST着

9月3日に今年度第2回目となる日本文化研修を実施し、9名の留学生が石川県小松市にあるコマツ粟津工場を訪れました。広大な敷地内の一角にあるゲストハウスでコマツの概要説明を受けた後、ブルドーザー、油圧ショベル、ホイールローダ、モーターグレーダの車体組立工場を見学しました。同工場は本年5月に竣工したばかりの新工場で、最新の省エネ、生産技術が導入されています。迫力ある組立現場を間近で見た留学生からは見学中も熱心にメモをとったり質問をしたりするなど生産体制への関心の高さが伺え、見学後の質疑応答の場でさらに詳細な説明を求める学生もいました。
機械が好きで初めて同研修に参加し、魅了されたと語る留学生もおり、日本のものづくりと技術への理解を深められるとても有意義な機会となりました。

第3回:忍者寺(妙立寺)と九谷光仙窯(九谷焼窯元)見学

日 時 2015年2月20日(金) 13:20~17:20 
場 所 忍者寺(妙立寺)・九谷光仙窯(九谷焼窯元)
参加者 留学生   10名
日本人学生 1名
引率者   2名
旅 程 13:20 JAIST発 → 14:10 九谷光仙窯着(九谷焼窯元を見学)
14:50 九谷光仙窯発 → 15:05 忍者寺着(忍者寺を見学)
16:10 忍者寺発 → 17:20 JAIST着

2月20日、10名の留学生と1名の日本人学生が石川県金沢市にある九谷焼窯元、九谷光仙窯を訪れ、伝統九谷の展示や工房、窯などの制作現場を見学しました。ロクロ成形から上絵付までの製作工程の説明を熱心に聞き、窯元内のショップでは美しい九谷焼の器を自分用に購入する学生も見られました。また同窯元周辺にあるにし茶屋街を散策し、江戸情緒溢れる街並みも堪能することができ、皆大満足の様子でした。
その後、同市の妙立寺(通称:忍者寺)を訪れ、堂内を見学しました。築370年という寺内部の複雑で頑強な造りや、落とし穴や隠し階段などといったさまざまな仕掛けに驚嘆の声が上がり、皆口々に、巧妙に練られた建築物に魅了されたと語りました。散策中にはブラジル、バングラデシュ、ネパール、インド、メキシコ、日本といった国際色豊かな参加学生間の交流も見られたほか、日本の伝統工芸と歴史への理解を深められたとても有意義な機会となりました。

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