学生生活

日本文化研修

2012年度(平成24年度)日本文化研修

 JAISTでは、外国人留学生の日本や地域の文化に対する理解を深めるとともに、 日本人学生を含めた学生同士の交流も深めるため、日本文化研修を開催しています。

第1回:お茶室体験

日 時 2012年6月22日(金) 13:00~17:00
場 所 西田家庭園「玉泉園」
参加者 留学生   12名
日本人学生 2名
引率者   3名
旅 程 13:00 JAIST発 → 14:00 玉泉園着(お茶室体験)
16:00 金沢城址公園発 → 17:00 JAIST着

 6月22日に今年度第1回の日本文化研修を実施しました。兼六園のすぐ側にある「玉泉園」を訪れ、茶道の歴史と茶室での作法を学びました。参加学生14名のうち2名が日本人学生だったため、お茶室では、亭主を含め全員が日本語と英語で会話をし、一見敷居が高く緊張感のあるお茶室も終始和やかな雰囲気でした。玉泉園では幻の和菓子と言われる吉橋の和菓子が出され、梅雨の北陸を彩る紫陽花をイメージした繊細なデザインと味に留学生だけでなく日本人学生も感動していた様子でした。参加者は、亭主が点てたお茶を一人ずつ堪能した後、お互いにお茶を点て合いましたが、茶筅できめの細かい泡を立てることに苦戦し、単純そうに見える作法の奥深さを感じていました。

 お茶室体験の後は、兼六園を借景とした贅沢な玉泉園の庭園を散策し、金沢で最古の茶室「灑雪亭」を見学しました。

 今回の文化研修では、参加者全員が初めてのお茶室体験だったため慣れない手つきではありましたが、茶道の歴史と文化に触れることができ、有意義な研修となりました。

第2回:YKK工場見学と名産品手作り体験(富山)

日 時 2012年8月30日(木) 8:00~17:30 
場 所 富山(YKKセンターパーク、ささら屋、海王丸パーク)
参加者 留学生 31名
引率者 3名
旅 程 8:30 JAIST発 → 9:50 YKKセンターパーク着
11:30 昼食
12:10 YKKセンターパーク発 → 12:40 ささら屋着
13:40 ささら屋発 → 14:20 海王丸パーク着
15:20 海王丸パーク発 → 17:30 JAIST着

 8月30日に今年度2回目の日本文化研修を実施、学生31名が参加しました。富山県黒部市のYKKセンターパークを訪れ、同パークのスタッフによる説明を聞きながら、製品の原材料や製造過程の展示を見て回りました。空気をも通さない重厚で巨大なファスナーの展示に参加者全員が感嘆の声をあげ、実際に製品を製造している工場内を見学した際には、皆興味深げに辺りを見入っていました。  同パーク見学後は、立山町のささら屋「立山本店」で名産品「しろえびせんべい」の工場見学及び手焼き体験を行いました。

 その後、海王丸パークに立ち寄り、JAISTへの帰途につきました。

東尋坊と永平寺見学(福井県)

第3回:そば打ち体験

日 時 2013年2月26日(火) 10:45~13:15 
場 所 河内地場産業センター(河内町福岡124)
参加者 留学生 10名
引率者 2名
旅 程 10:45 JAIST発 → 11:15 河内地場産業センター着
12:45 河内地場産業センター発 → 13:15 JAIST着

 2月26日に今年度第3回の日本文化研修を実施しました。参加した10名の留学生は、雪がまだ残る白山市にある河内地場産業センターを訪れ、そば打ちを体験しました。参加者の中には、ベジタリアンのため鰹だしを使用したそばつゆに打ったそばをつけて食べることはできないにもかかわらず、日本の食文化を学び体験したいという思いから参加していた学生もいました。

 5名ずつがグループとなり、そば職人の指導の下、そば粉の混ぜ方、捏ね方、延ばし方、切り方までの一連の工程を体験しました。麺棒で生地を延ばす工程では、思いどおりに生地が延びず、そば職人に手伝ってもらうグループもありました。さらにそばを切る工程では、なかなか細く切ることができず苦戦していました。切り終えたそばは、その場で各グループで茹で、すぐに試食をしました。留学生は、自分たちが作った打ち立ての麺に舌鼓を打っていました。またそばの食べ方として、音をたててすすり途中で噛み切らない、などの作法があることを聞くと、各国での麺の食べ方について話が盛り上がり、始終賑やかな研修となりました。

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