JAIST Nishimoto Laboratory

過去のできごと

2005年度

  • 2006年3月22日(水):能美市根上総合文化会館音楽ホールにおいて,平成17年度学位記授与式が開催されました.当研究室からは,小倉・宮下(博士(知識科学)),千葉・大月・海沼・高橋(修士(知識科学))の6名が学位を授与されました.宮下君は優秀修了者賞を受賞し,修了生代表謝辞も担当しました.みなさんのこれからの活躍に大いに期待します.頑張ってください!

    修了生代表謝辞を述べる宮下君修了生6名と

  • 2006年3月13日(月)・14日(火):ATRで開催された,情報処理学会エンタテインメントコンピューティング研究会において,M2の海沼賢君が以下の論文を発表しました.
    • 海沼賢,宮下芳明,西本一志:他者からの触発を活用する小説創造プロセスの分析
    内容は基本的に修士論文研究の内容です.発表後,活発な質疑があり,多くの人々に興味を持ってもらえました.
    また,D2の伊藤直樹君がATRでの副テーマ研修で行った研究を元に発展させた楽譜簡約システムについて,修了生の大島さん(現在ATR)が発表しました.
    • 大島千佳,伊藤直樹,西本一志,苗村昌秀:楽曲の技術的な敷居を低くする手法の開発に向けて
    こちらの発表も非常に活発な質疑が行われ,たいへん好評でした.
  • 2006年3月2日(木)・3日(金):東京の学術情報総合センターで開催された情報処理学会インタラクション2006シンポジウムに,研究室全員で参加してきました.小倉・宮下両名が口頭発表(ロング)を行い,またインタラクティブ発表としては,研究室に直接関係するものが2件,間接に関係するものが3件,さらにポスター発表が1件という大量の発表を行ってきました.いずれの発表も非常に高い評価を受けることができました.今回の参加者総数は570名程度ということでした.昨年より50名ほど減ったとは言え,相変わらず巨大な学会です.学会終了後,神保町で打ち上げ兼同窓会を開催しました.OBは,白崎君,天野君,根本君が参加してくれました.

    宮下君口頭発表

    小倉さん口頭発表

    海沼君ポスター発表

    千葉君インタラクティブ発表

    Traveling Cafe インタラクティブ発表

    全員集合

  • 2006年2月25日(土):本学で開催された「第3回知識創造支援システムシンポジウム」で,千葉慶人君が「Attractiblog:イントラブログを用いた対面インフォーマル・コミュニケーション支援システム」と題して発表しました.
  • 2006年2月15日(水):修士論文の最終審査が行われました.発表題目は以下の通りです.
    • 海沼 賢 君:他者から触発を活用する小説創造プロセスの分析
    • 千葉 慶人 君:イントラブログを用いた対面インフォーマルコミュニケーション支援システムに関する研究
    • 大月 敬史 君:投機的know-who支援システムのための潜在的関心の抽出手法
    • 高橋 康浩 君:共有空間のための公共心促進メディアに関する研究
    > 発表練習をがんばった甲斐あって,みんないい発表ができていたと思います.お疲れ様でした.

    海沼君

    千葉君

    大月君

    高橋君

  • 2006年2月8日(火):2006年4月24-27日にモントリオールで開催されるCHI2006のWork-in-progressに投稿していた以下の論文2件が採録となりました.
    • Kanayo Ogura and Kazushi Nishimoto: ChaTEL: A Voice Communication System for Facilitating Multithreaded Conversation
    • Toshihiko Nakano, Keita Kamewada, Jun Sugito, Yoshiyuki Nagaoka, Kanayo Ogura and Kazushi Nishimoto: The Traveling Cafe:A Communication Encouraging System for Partitioned Offices
  • 2006年2月6日(月):小倉加奈代さんの博士論文公聴会が開催されました.博士論文の題目は「CMCにおける発言行動および発言構造分析とその応用に関する研究」で,テキストチャットで頻繁に生じる対話のマルチスレッド状況を分析し,その発生原因とマルチスレッド状況が維持されるメカニズムをまず明らかにし,その知見に基づき音声対話をマルチスレッド化する新しいコミュニケーションメディアを提案するとともに,マルチスレッド対話の発言ログを事後的に有効活用するためのスレッド抽出アルゴリズムを検討したものです.審査員は,情報科学研究科の島津教授,知識科学研究科の杉山教授,國藤教授でした.落ち着いてわかりやすく発表していたと思います.
  • 2006年2月2日(木):宮下芳明君の博士論文公聴会が開催されました.博士論文の題目は「不可逆的芸術表現の支援システムに関する研究」で,音楽と画像デザインに関する支援システムを用いた被験者実験に基づき,一度行った行為を取り消すことができない「不可逆的なアート制作プロセス」のための適切な支援形態について議論する内容です.審査員は,東大先端研の中小路久美代教授,本学中森教授,國藤教授,宮田教授でした.3台のプロジェクタを駆使した凝ったプレゼンテーションで,良い発表だったと思います.
  • 2006年1月27日(金):「金沢発のエレクトロニクスアートの祭典」 eAT KANAZAWA 2006 において,宮下君が eAT'06アワード グランプリ(匠賞)を受賞しました! 受賞作品はこちらでご覧になれます.
  • 2006年1月24日(火):宮下君による以下の論文が,インテリア学会論文誌に採録されました:
    宮下芳明,西本一志,宮田一乗:視覚デザインにおける支援手段の研究 ~画像構成要素における輝度・サイズ分散の観点から~,日本インテリア学会論文報告集,Vol.16,2006.
  • 2006年1月16日(月):インタラクション2006のインタラクティブ発表に,以下の論文が採録になりました:
    • 千葉,西本:Attractiblog:イントラブログを介したインフォーマルコミュニケーション支援システムの開発
    • 中野,亀和田,杉戸,永岡,小倉,西本:Traveling Cafe:分散型オフィス環境におけるコミュニケーション促進支援システム
    • 伊豫田,宮田 他:加速度センサを用いたピッチングVRアプリケーション
    • Kim,西本,國藤:FragrantMemories :香りつき映像を編集可能なホームビデオシステム 
    • 大島,西本 他:The PHANTOM of the PIANO:自学自習を妨げないピアノ学習支援システムの提案
    採録率はちょうど60%で,相変わらずの難関でした.
  • 2006年1月5日(木)~7日(土):オーストラリアのアデレードにある南オーストラリア大学で開催された国際会議 The First IEEE International Workshop on Horizontal Interactive Human-Computer Systems (TableTop2006) で,西本が発表してきました.発表した内容は,天野君(2004年3月修了,現在NTT-IT)が主として進めた「六の膳(英語名pHotOluck)に関するものです.大半の発表がテーブルトップ上での多人数・多手指によるオブジェクト操作技術などの研究に関するものである中で,「食事時のコミュニケーション」に注目し,「皿」をインタフェースとした本研究のシステムは異彩を放つものであったとともに,参加者の関心を大いに集め,たくさんの好意的な質問やコメントをいただくことができました.3日の会議で,毎日最後にはWorkshop Breakoutというセッションがもうけられ,参加者を3つのグループに分けてそれぞれにTableTop研究について議論するという,ワークショップならではの取り組みもありました.ただ,そこで主として議論された内容が「テーブルトップ技術が何に使えるのか」ということだったことに,非常に残念感を覚えましたが.

    会議の会場.とにかく町には人影がない

    Workshop Breakoutの様子.中庭にて

  • 2005年12月2日(金):2006年3月2・3日に開催される,恒例の「インタラクション2006」に投稿していた小倉さんと宮下君の下記論文が,採録率わずか27%という国内会議としては異例の難関を見事突破して,口頭発表(しかもどちらもロング発表)に採録となりました.
    • 小倉加奈代,西本一志:マルチスレッド指向音声対話システムChaTELを用いた非対面対話の発言・聴取行動分析
    • 宮下芳明,西本一志,宮田一乗:画像構成要素の輝度-サイズ分散を用いた視覚デザイン支援手段の検討
    というわけで,OBのみなさま,またインタラクションの時にお会いしましょう.:)
  • 2005年11月29日(火):研究室OBの天野健太君による山下記念研究賞受賞のニュースが,JAISTウェブページに掲載されました.こちらのページをご覧下さい.なお,授賞式は11月11日に,水上温泉で開催されたGN Workshop 2005で執り行われました.
  • 2005年11月1日(火):小倉加奈代さんの論文が情報処理学会論文誌に採録になりました.
    小倉加奈代,西本一志:ChaTEL:マルチスレッド対話を容易にする音声コミュニケーションメディア,情報処理学会論文誌「ユビキタス社会におけるコラボレーションサービス」特集号,Vol.47,No.1,2006. (採録決定)
  • 2005年10月25日(火):宮下芳明君の論文「Experiments to Visual Beauty Evaluation and Development of Visual Beauty Support System」が,AIDIA Journal(Asia Interior Design Institute Association) Vol.5 に採録決定しました.
  • 2005年10月11日(火):本年11月24~26日にイタリアで開催される国際会議 Sound and Music Computing '05 (SMC05) に,宮下君が投稿した論文「What are the "Essences of Music" ? -- A Case Study on Japanese Audience」が採録となりました. SMC05 web page
  • 2005年10月3日(月):伊藤君がATRでの4ヶ月の研修(副テーマ)を終了し,JAISTに復帰しました.ATRでの研修成果をもとに,どんどん研究を発展させてほしいと思います.
  • 2005年9月17日(土)~18日(日):恒例の研究室合宿を開催しました.今年は片山津温泉で,宿は「癒しの宿 まるや」でした.OBは,大島さん@ATRと,宮川君@任天堂が参加してくれました.例によって夜遅くまで(というより明け方まで)研究の話で盛り上がる,意義深い合宿になりました.
  • 2005年9月13日(火):京都大学で開催された「社会情報学フェア2005」の企画の一つであった「CMC及びHCIの分析メソドロジー」ワークショップに小倉さんが参加し,「音声を用いたCMC研究の可能性」と題して発表しました.
  • 2005年9月12日(月):2006年の1月5~7日にオーストラリアで開催される国際会議 The First IEEE International Workshop on Horizontal Interactive Human-Computer Systems (TableTop2006) に,西本・天野(2004年3月修了,現在NTT-IT)・臼木(杉山研D)による論文「pHotOluck: A Home-use Table-ware to Vitalize Mealtime Communications by Projecting Photos onto Dishes」が採録となりました. TableTop2006 web page
  • 2005年9月9日(金):M2の中間審査が行われました.審査員は,國藤先生,永井先生,藤波先生でした.

    海沼君

    小林君

    高橋君

    服部君

  • 2005年8月25日(木):M1が一人増えました.杉山研から亀和田慧太君が移籍してきました.これでM1は合計5名となりました.
  • 2005年8月10日(火):はこだて未来大学の小野哲雄先生にお招きいただき,創造性と自己表現の支援と題して講演して参りました.その後,小野研の学生の方々の研究テーマ紹介を聴き,いろいろとコメントいたしました.取り組みの手法が認知科学か工学かという差があるものの,小野研の興味の対象は我々の研究室と非常に近く,むしろ手法の差がコラボレーションの可能性をもたらしているように思います.小野研出身者の中野君が我々の研究室メンバーになったこともあり,今後いろいろと共同研究など進めていければと考えています.
  • 2005年8月1日(月):ATRで副テーマ研修を実施中の伊藤直樹君が,ATRでのはじめての研究報告を行いました.時間がありません.がんばってください.
  • 2005年8月1日(月):天野健太君(2003年度修士,現在NTT-IT)が,(社)情報処理学会 山下記念研究賞を受賞しました!受賞対象は,以下の論文です.グループウェアとネットワーク研究会からの推薦を受けての受賞となりました.快挙!
    • 天野健太,西本一志:六の膳:お皿に写真を投影するシステムによる食卓コミュニケーション支援,情処研報2004-GN-51, Vol.2004, No.31, pp.103-108, 2004.
  • 2005年7月29日(金)~31日(日):京都大学において,第22回日本認知科学会大会が開催され,小倉さんと高木さん(遠山研所属.発表内容は副テーマ研究)が発表しました.
  • 2005年7月19日(火):新M1が4名配属となりました(最初は5名だったんですが,1名が藤波研に移籍しました).さっそく鶴来の居酒屋「鶴の家」で新入生歓迎会を開催しました.
  • 2005年7月11(月)~14(木):北京の「中国科学院数学与系統科学研究院」において開催された,The Sino-Japan Workshop on Meta-synthesis and Creativity Support Systems 2005 に西本が参加し,Informal Communication Support Media for Encouraging Knowledge Sharing and Creation in a Communityと題して講演して参りました.元知識科学研究科教授のGu Ji Fa 教授が主催であったためもあり,誠に至れり尽くせりのお大名気分学会でした.
  • 2005年6月29日(水):9月13日に京都大学で開催される社会情報学フェア2005ワークショップ「CMC及びHCIの分析メソドロジー」に,小倉さんが投稿した以下の論文が採録となりました.
    小倉加奈代,西本一志:音声を用いたCMC研究の可能性
  • 2005年6月4日(土):オープンキャンパスが開催されました.当研究室からは,小倉さんの指しChaTEL,宮下君のThermoscore Displayをデモ展示しました.また,知的クラスタプロジェクトの方では,臼杵君(杉山研)が,当研究室OB天野君の修論研究システム「六の膳」を改良した「ネットワーク六の膳」をデモ展示しました.

    Thermoscore Display

    指しChaTEL

    ネットワーク六の膳

  • 2005年6月1日(火):D2伊藤君がATRメディア情報科学研究所で副テーマ研究として苗村先生のご指導を受けるために研修に出ました.とりあえず4ヶ月間の予定です.厳しい日々だと思いますが,頑張っていい成果を出してください!
  • 2005年5月30日(月):大阪大学で開催された,映像情報メディア学会 メディア工学/映像表現&コンピュータグラフィックス研究会に,D3宮下君が参加し,「動く図形楽譜の試作と検証」と題して発表しました.主として,宮下君の修士時代の仕事に関する報告です.
  • 2005年4月26日(火):研究室紹介を行いました.ここに紹介資料を置いてあります.生ppt形式ですので,ご注意下さい.
  • 2005年4月26日(火):西本,大島による解説論文「音楽と創造性」が,知能と情報(日本知能情報ファジイ学会誌)に掲載されました.
    • 西本一志,大島千佳:音楽と創造性,知能と情報(日本知能ファジィ学会誌),Vol.17, No.2, pp.156-163, 2005.
  • 2005年4月23日(土):第22回日本認知科学会大会に投稿していた,D4小倉加奈代さんによる下記論文が採録となりました.7月31日に京大で発表します.
    • 小倉加奈代,西本一志:マルチスレッド音声対話における聴き手としての立場に注目した参加者の参与形態に関する分析.
    また,元我々の研究室所属で現在遠山研究室所属M2の高木里実さんが,私の研究室で副テーマとして実施している研究が,やはり第22回日本認知科学会大会に採録となりました.7月29日に京大での発表となります.
    • 高木里実,西本一志,遠山亮子:創造的グループワークにおける構成員間コミュニケーションと組織化の分析
  • 2005年4月16日(土):D3宮下芳明君の下記論文がヒューマンインタフェース学会論文誌に採録となりました.
    • 宮下芳明,西本一志:演奏者の触発インタフェースとしての楽譜 その拡張と可能性,ヒューマンインタフェース学会論文誌「プロスペクティブ論文特集号」,Vol.7, No.2, 2005.