JAIST Nishimoto Laboratory

過去のできごと

2006年度

  • 2007年3月22日(木):M2の亀和田慧太君が,優秀修了者賞を受賞しました. 当研究室での修士修了生としては初の受賞です.
  • 2007年3月22日(木):インタラクションの興奮と疲労がまだ残る中,神奈川工科大学(伊藤直樹君の母校)で開催された,情報処理学会 グループウェアとネットワーク研究会 第63回研究会において,中野・伊豫田・亀和田・永岡・金谷の5名が,それぞれの修士論文研究について発表しました.1日の研究会で24件もの発表があったため,1件あたり持ち時間20分と,研究会としては非常に短い発表時間しかありませんでしたが,なかなか良い感じで発表できたと思います.みんな発表がうまくなりました.
    なお,この日は学位記授与式でもあったのですが,我々の研究室からは5名が研究会に参加していたため,服部君のみが学位記授与式に参加しました.

    中野利彦君

    伊豫田旭彦君

    亀和田慧太君

    永岡良章君

    金谷裕幸君

    石川航平君@杉山研

  • 2007年3月15日(木)&16日(金):東京一ツ橋の学術総合センターで開催されたインタラクション2007に,今年も研究室全員,総勢16名で参加してきました.今回はインタラクティブ発表を4件,ポスター発表を3件行いました.インタラクションの参加者数は667人で過去最高となり,口頭発表の会場は常に立ち見が出るほどの規模となっています.まさにCHI系では国内最大規模の学会であると言えましょう.いろいろ問題が表面化しつつあるものの,やはり面白い学会です.今後もこの学会での発表を一つの大きな目標として,我々の研究室活動を進めていくつもりです.学会終了後の16日の夜には,打ち上げ兼同窓会兼宮下君壮行会兼卒業生送別会を神保町の居酒屋で開催しました.今年は卒業生が5名(天野・根本・藤田・宮下・高橋)も参加してくれたおかげで,非常に盛り上がりました.
    • 1日目
    • 伊藤直樹君:歌唱MIDI入力

      千葉君:Nod Station

      永岡君:すれ違いSNS

      中野君:Incubation Channel

    • 2日目
    • 金谷君:モーニングコミュニティ

      伊豫田君:プレ絵コンテ作成支援

      亀和田君:うつろひ

      恒例の全員集合

  • 2007年2月28日(水):(財)中部電力基礎技術研究所の平成18年度研究助成に,西本と小倉助教の連名で提案した以下の研究が採択となりました.内容は小倉さんが学生時代・ゥら実施しているChaTELの発展研究です.
    • 研究題目:マルチスレッド対話を可能とする新世代高効率音声コミュニケーションシステムの研究
  • 2007年2月26日(月):未踏ソフトウェア創造事業の河野プロジェクト2006年上期最終報告会に西本が参加しました.西本は2006年度下期採択なので,この場ではプレ中間報告を行ってきました.未踏は若い人が多いので,非常に元気があっておもしろいです.(その分,自分のトシを感じますが)
  • 2007年2月22日(木):本学で「第4回知識創造支援システムシンポジウム」が開催され,そこでM2の中野利彦君が,副テーマとして実施した研究について発表しました
    • 中野利彦,藤波努,西本一志:グループホーム入居者家族のための映像配信システムの構築
    本シンポジウムでは,多摩美術大学の楠房子先生,ATRの小暮潔博士,安部伸治博士による招待講演もありました.
  • 2007年2月16日(金):学内リフレッシュルームで,修士論文と最終審査の打ち上げを行いました.本当はもっと盛大にやりたかったのですが,まだ研究会やシンポジウムの原稿締切を間近に控えていたため,今回は比較的ささやかな宴としました.金井研の鶴間君も招き,ひとときの解放感を楽しみました.
  • 2007年2月15日(木):修士論文の最終審査が行われました.今年は以下の6名が最終審査に挑み,無事全員合格しました.みんな良い発表だったと思います.

    金谷裕幸君

    服部 啓 君

    伊豫田旭彦君

    亀和田慧太君

    永岡良章君

    中野利彦君

  • 2007年2月8日(木):D3の伊藤直樹君の以下の論文が,International Conference on Advances in Computer Entertainment Technology 2007 (ACE2007) にロングペーパーとして採録になりました.
    • Naoki Ito and Kazushi Nishimoto: A Voice-to-MIDI System for Singing Melodies with Lyrics
    採録率40%で,予想以上に高倍率でした.6月のザルツブルグで発表です.
  • 2007年1月30日(月):2003年度修士卒業の天野健太君が中心となって進めた研究「六の膳」に関する技術が特許化されたという連絡が特許事務所からありました.
    • 特許の名称: 表示制御装置
      出願番号: 特願2004-256716、特開2006-72071、特許番号:第3899375
      出願日: 2005年3月9日、取得日:2004年9月3日
      発明者名:天野健太、西本一志、臼杵正郎
    当研究室としては初の特許取得です.
  • 2007年1月20日(土):3月15・16日に開催されるインタラクション2007で,以下の発表を行うことが決まりました.
    インタラクティブ発表:
    • 伊藤直樹,西本一志:歌詞歌唱による入力が可能なVoice-to-MIDI手法の提案
    • 金谷裕幸,小林智也,千葉慶人,伊藤直樹,西本一志:モーニング・コミュニティ:起床時のモチベーションを強化する社会的目覚まし時計の提案
    • 伊豫田旭彦,西本一志:プレ絵コンテ:映像イメージのとりまとめを支援するための画像検索システム
    • 亀和田慧太,小林智也,西本一志:うつろひ:聴衆の注意状況を提示するプレゼンテーションツール
    ポスター発表:
    • 千葉慶人,小林智也,金谷裕幸,伊藤直樹,西本一志:Nod Station:分散・区分オフィス環境のためのオンライン挨拶システム
    • 永岡良章,鈴木真一朗,小林智也,西本一志:活動範囲の共通性に基づくwho's who情報提供システムによるヒューマンネットワーク形成支援
    • 中野利彦,西本一志:IncubationChannel:オンタイムの興味情報をオフタイムに埋め込むアイディアあたため支援システム
    今回も研究室総出で参加・発表します.
  • 2006年12月21日(木):2006年最終ゼミを行った後,片町の「トントン トンガラシ ハ旨イヨ」で忘年会を開催しました.千葉君がトラブルで若干遅刻したものの,全員参加でなかなかに盛り上がりました.ややキワモノ的な名前の店ですが,意外と内容はまともで,飲み放題の酒(特に焼酎)の種類も豊富,値段も安くてよかったと思います.幹事の市川君,お疲れさんでした.来年もがんばっていきましょー!
  • 2006年12月19日(火)~20日(水):神戸市立フルーツフラワーパークで開催された,2006年下期未踏ソフトウェア創造事業 美馬・河野プロジェクト合同キックオフミーティングに西本が参加し,「『弾き語り』のための楽器の開発」に関するコンセプトについて発表してきました.
  • 2006年12月16日(土):京都工芸繊維大学で開催された,情報処理学会エンターテインメントコンピューティング研究会第5回研究会で,D3の伊藤直樹君と西本が以下の論文の発表を行いました.西本は実に8年ぶりの研究会での発表でした.
    • 伊藤直樹,西本一志:MIDIシーケンスデータの2step打ち込み法への鼻歌による音高入力の適用,情報処理学会研究報告2006-EC-5,Vol.2006, No.134, pp.43-48, 2006.
    • 西本一志,大月敬史:娯楽性を利用した投機的know-whoシステム実現に向けた初期的検討,情報処理学会研究報告2006-EC-5,Vol.2006, No.134, pp.49-54, 2006.
  • 2006年12月14日(木):キャンパスプラザ京都で開催された,第9回日本音響学会関西支部若手研究者交流研究発表会で,D3の伊藤直樹君が以下の発表を行いました.伊藤君は西本研所属としては初の対外発表でした.
    • 伊藤直樹:リズムタッピングを利用した歌唱からの簡易な音高取得法の提案
  • 2006年11月22日(水):けいはんな学研都市にあるNiCTにて開催された,情報処理学会ヒューマンインタフェース研究会第121回研究会で,D1の小林智也君が以下の論文の発表を行いました.
    • 小林智也,西本一志:テキストチャットを併用する対面口頭議論におけるチャット発言と口頭発言との時間的関係について,情報処理学会研究報告,Vol.2006, No.123, 2006-HI-121(10), pp.67-74, 2006.
  • 2006年11月17日(金):10月に続き,「酒ゼミ」を実施しました.今回の話題提供者は,千葉君,小林君,西本の3名でした.なお,今回はボジョレー・ヌーボーの解禁直後ということで,酒はボジョレー・ヌーボーを中心にワイン系で取りそろえました.
  • 2006年11月17日(金):独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)の未踏ソフトウェア創造事業に,西本が提案した「『弾き語り』のための楽器の開発」が採択となりました.2007年8月末までが実施期間です.
  • 2006年10月27日(金):久しぶりに「酒ゼミ」を開催しました.酒ゼミは,その名の通り「お酒を飲みながら行うゼミ」で,まだはっきりと研究テーマになりきってはいないけど,なんとなく気になるネタを酒の肴として,飲みながら思い切り発散的に話し合おうという趣旨のゼミです.ずいぶん長い間やっていなかったのですが,久々に開催できました(幹事役の鈴木君,どうもありがとう).今回は,ポスターセッション形式を採用し,Light Write Board にめいめいテーマなどを書いた簡単なポスターを作成し,これを会場に持ち込んで囲みながら議論するというやり方にしました.今後この酒ゼミを,「知のPotluck Party」として研究科全体に草の根的に広げていきたいという案も出ています.
  • 2006年10月19日(木):2004年3月後期課程修了の大島千佳さん(現在NICT/ATR)が,情報処理学会の平成18年度山下記念研究賞を受賞しました. 受賞対象の論文は以下のものです:
    • 大島千佳,伊藤直樹,西本一志,苗村昌秀:楽曲の技術的な敷居を低くする手法の開発に向けて,情処研報2006-EC-3,Vol.2006, No.24, pp.57-64, 2006.
    受賞理由等はこちらにあります. 昨年の天野君の受賞に続いて,2年連続の快挙です.卒業生ががんばっています.
  • 2006年10月2日(月):小林智也君が博士後期課程に進学しました.
  • 2006年9月23日(土)・24日(日):研究室メンバーで瀬女高原で合宿しました.OBは天野健太君が駆けつけてくれました.初日は,小学校以来のキックベースボールで熱戦を繰り広げた後,BBQで宴会.翌日は蕎麦打ち体験・パターゴルフ・テニス・温泉という,盛りだくさんな合宿で,大いに楽しむことができました.ちなみに,来年は8月に海水浴合宿?という声が上がっております.

    中宮プレイランドにて参加者全員集合

  • 2006年9月23日(土):新M1の5名による,研究テーマ発表会を開催しました.知識創造支援系2名,コミュニケーション支援系2名,音楽系1名という構成になるようです.おもしろい研究になることを期待しています.みなさん頑張って下さい.
  • 2006年9月22日(金):早稲田大学理工学部で開催された,計測自動制御学会 SI部門 共創システム部会による「共創と複雑系シンポジウム」に西本が参加し,インフォーマル・コミュニケーションによる知識共創場の構築」と題して,当研究室におけるインフォーマルコミュニケーション支援研究について総括紹介しました.講演予稿はこちらにあります.複雑系,脳研究,そして我々のようなメディア,という異分野の人たちが寄り集まった,刺激的なシンポジウムでした.
  • 2006年9月22日(金):2006年度9月修了生の修了式が開催されました.小林智也君が,無事修了しました.
  • 2006年9月16日(土):東京お台場の日本科学未来館で開催された「エンタテインメントコンピューティング2006」で,西本がオーガナイザとして「道具情報学」というオーガナイズド・セッションを開催しました.西本自身も「創造活動のためのユニバーサルなツールとは」と題して発表して参りました.全体として,非常に刺激的なおもしろいセッションだったと思います.朝一であったにも関わらず,ほぼ満席となりました.ご発表・ご参加いただいたみなさまに篤くお礼申し上げます.近々,「道具情報学(仮称)」に関するウェブサイトを開設予定ですので,その際にはまたご案内致します.
  • 2006年9月12日(火):M2の5名の中間審査が実施されました.熱心な準備の甲斐あって,いい発表だったと思います.

    伊豫田君

    亀和田君

    杉戸君

    永岡君

    中野君

  • 2006年8月22日(火):M3の小林智也君の修士最終審査が行われました.修士論文題目は,「テキストチャットを併用する口頭対話における音声発話へのインデクシングに関する検討」でした.
  • 2006年8月21日(月):昨年度博士後期課程を修了した宮下芳明君の博士論文の一部を構成する「視覚的美しさに対する支援」に関する論文がAIDIA Journalに採録されました:
    • Homei MIYASHITA, Kazushi NISHIMOTO, and Kazunori MIYATA: How should a Visual Design Process be Supported?, AIDIA Journal(Asia Interior Design Institute Association) Vol.6, 2006.
  • 2006年8月1日~4日:タイのアユタヤで開催された国際会議 KICSS 2006 (The first International Conference on Knowledge, Information and Creativity Support Systems) に,千葉君(D1)と西本が参加し,Attractiblog と Interactive Fliers について発表してきました.学生の発表も多数あり,上位2名に学生賞が授与されましたが,千葉君は惜しくも第3位でした.なお,この会議は,来年はJAISTがホスト役となって日本(JAISTまたは東京地区)で開催されます.

    会場となったホテル入り口の垂れ幕

    Excursionで行ったアユタヤの遺跡

    千葉君の発表の様子

  • 2006年7月19日(木):2006年度の新M1配属が正式決定しました.今年は5名を新たに迎ることとなりました.元気の良さそうなヤツばかりなので,先々楽しみです.
  • 2006年7月6日(木)・7日(金):函館で開催された,情報処理学会ヒューマンインタフェース研究会第119回ミーティング&第11回ヒューマンインタフェース・プロフェッショナル(HIP11)に西本が参加してきました.「表現のためのインタフェース」がテーマで,我々の研究との関連が深く,おもしろい発表がいくつもありました.招待講演は,音楽情報処理の世界では非常に多く利用されているグラフィカルなプログラミング言語Max/MSPとPure Dataの開発者である,Miller Puckette教授(UCSD音楽学部)でした.
    Miller Puckette教授
  • 2006年6月16日(金):2006年8月1日~4日にかけて,タイのアユタヤで開催される,The first international conference on Knowledge, Information and Creativity Support Systems (KICSS2006) に,以下の2本の論文が採録になりました.
    • Yoshihito Chiba and Kazushi Nishimoto: Attractiblog: A bimodal informal communication support system based on an intrablog
    • Kazushi Nishimoto and Hiroaki Nemoto: Interactive Fliers: An electric ad system for a community to facilitate communications between advertisers and audience
    いよいよ千葉君が国際会議デビューです.:)
  • 2006年6月3日(土):オープンキャンパスで研究紹介を行いました.今年は,千葉慶人君のAttractiblogと,中野/亀和田/永岡/杉戸/小倉によるTraveling Cafeのデモを行いました.

    Traveling Cafeを説明する亀和田君

    Traveling Cafeを説明する中野君

    Attractiblogを説明する千葉君

  • 2006年5月23日(火):コクヨの「創材」プロジェクトの製品である Light Write Board を購入しました.180cm X 90cm の大きな,しかし非常に・y量な両面ホワイトボードです.片手で軽々持ち運べます.研究室員全員,一人1枚ずつこれを持ち,普段アイディアを書き留めるのに用いたり,お茶場にこれをめいめい持ち寄ってディスカッションしたりするのに使おうと思っています.さて,知的生産性は向上するでしょうか?
  • 2006年5月10日(火):M1諸君への研究室紹介を行いました.紹介資料はこちらでご覧になれます.
  • 2006年5月7日(日):修了生の大島千佳さんが進めていたピアノ連弾システムFamily Ensembleの論文が,ACMのTransactionに採録決定しました.ACM Multimedia 2004でベストペーパー賞を受賞した論文の内容をさらに充実させたものです.
    • Chika Oshima, Kazushi Nishimoto and Norihiro Hagita: A Piano Duo Support System for Parents to Lead Children to Practice Musical Performances, ACM Transcations on Multimedia Computing, Communications and Applications (ACM TOMCCAP) 2006.
  • 2006年5月1日(月):日本認知科学会第23回大会に小倉さんが投稿していた以下の論文が採録となりました.
    • 小倉加奈代,西本一志:テキストチャットにおける発言相手指定表現と話題指定表現の使用状況分析
  • 2006年4月24日(月)~27日(木):カナダのモントリオールで開催されたACM CHI2006に,小倉さん&中野君と参加してきました.小倉さんはChaTELについて,中野君はTraveling Cafeについて,いずれもWork in Progressのカテゴリでポスター発表しました.

    会場の外観(夜景)

    小倉さんの発表の様子

    中野君の奮闘の様子