JAIST Nishimoto Laboratory

過去のできごと

2022年度

  • 2023年3月31日(金):本日は,2022年4月入学の学生たちの研究計画提案書提出〆切日でした.特にM1の学生たちは,昨年7月の研究室配属以来,何を修士論文研究とするかについて長々と検討を重ね続けてきました. その甲斐あって,それぞれに面白い研究計画ができ上がったように思います.残りの1年弱の期間,良い成果を挙げるべく尽力してください. それにしても今年は諸般の事情で大量の研究計画書を確認しなければなりませんでした・・・.疲れました(苦笑).
  • 2023年3月24日(金):Springerから,Systems Design Based on the Benefits of Inconvenience と題された不便益に関する英語の本が出版されました.西本が執筆した第5章 Supporting Human Activities by Obstruction も含まれています. 価格は2万円ちょっと・・・お高いですね(苦笑).
  • 2023年3月24日(金):白山市鶴来総合文化会館クレインで,20203年3月修了生の学位記授与式が挙行されました.西本・高島研では,1名の博士学生と,8名の修士学生が学位を授与されました. また,修士の村尾侑哉君は,優秀修了者賞を授賞されました.おめでとう!これからの新天地での皆さんのご活躍を,心より祈念いたします.

    修士総代で学位記を受け取る新井君

    博士学位を授与された岩本君

    優秀修了者賞を授賞された村尾君(右から2人目)

    修了生一同(マイナス2名)

  • 2023年3月23日(木)・24日(金):久しぶりで学内での研究室飲み会を開催しました.23日は,年末年始休にスコットランドに行ってきた澤田君からのお土産ウイスキー Ballantine's aged 7 years をいただきました.バランタインらしい,クセの無いまろやかな味わいで大変おいしかったです.人数がいたこともあり,2時間ほどでボトル1本空きました(笑).24日は,3月いっぱいでJAISTから転出される,高島健太郎講師の壮行会&M2の送別会その2を開催しました.大きくメンバーの入れ替わる春ですね.

  • 2023年3月15日(水):博士後期課程学生である魏建寧さんの下記論文が,情報処理学会の論文誌ジャーナル特選論文に選定されました!魏さんの論文は,修士論文をまとめたものも以前特選論文に選定されており,これで2冠です.おめでとう!
    • 魏建寧,西本一志,高島健太郎:文書を読む際に漢字字形再学習を促進する誤字形文字の生成・活用手法,情報処理学会論文誌,Vol.64,No.3,pp.788-797,2023.(情報処理学会論文誌ジャーナル特選論文)

  • 2023年3月13日(月)~15日(水):国士舘大学で,情報処理学会の第202回HCI研究会と第119回GN研究会が開催され,西本・高島研からは8名のM2学生が発表を行いました. この研究会は現地とオンラインのハイブリッド開催でしたが,当研究室はオンラインでの参加となりました. インタラクションでの発表を経て自信がついたか,みんな落ち着いてよい発表をしていたと思います. これにてM2の皆さんの研究室活動はすべて終了です.お疲れさまでした.

    村尾君@GN119</p>

    濱口君@GN119

    増田君@GN119

    澤田君@GN119

    吉松君@HCI202

    佐藤君@HCI202

    新井君@HCI202

    劉君@HCI202

    発表した論文のリストは以下の通りです.

    • 村尾侑哉,髙宗 楓,高島健太郎,西本一志:所属集団内の互尊的関係性を醸成する尊敬情報伝播システム,情緒研報,Vol.2023-GN-119,No.3, pp.1-8,2023.
    • 濵口泰成 , 高島健太郎 , 西本一志:複数議題並行会議が消極的な議論参加者の心理的安全性に与える影響,Vol.2023-GN-119,No.5,pp.1-8,2023.
    • 増田慶士郎 , 高島健太郎 , 西本一志:多様な視聴者ニーズに応えるための配信型音楽ライブのCGM化の検討,Vol.2023-GN-119,No.9,pp.1-8.2023.
    • 澤田健太郎 , 高島健太郎 , 西本一志:網羅性の高い現場メモ作成のためのフィールドワーク支援システム,Vol.2023-GN-119,No.12,pp.1-8.2023.
    • 吉松駿平 , 高島健太郎 , 西本一志:エージェント化プロトタイプとの対話を利用したユーザテスト手法の検討,Vol.2023-HCI-202.No.39, pp.1-8,2023.
    • 佐藤健登 , 高島健太郎 , 西本一志:文章の全体構成に配意するよう仕向ける文章作成ツール,Vol.2023-HCI-202.No.41,pp.1-8,2023.
    • 新井郷史 , 高島健太郎 , 西本一志:ピアノ伴奏つき独奏における伴奏ミスへの対処訓練支援システム,Vol.2023-HCI-202.No.42,pp.1-7,2023.
    • 劉 俊 , 高宗 楓 , 高島 健太郎 , 西本 一志:先延ばし行動改善への心理的リアクタンスの活用可能性に関する検討,Vol.2023-HCI-202.No.53,pp.1-6,2023.
  • 2023年3月8日(水)~10日(金):一橋講堂で2019年以来4年ぶりで現地対面開催された,情報処理学会インタラクション2023シンポジウムに参加し,9件の発表を行いました. 770名以上の参加があり,過去最多の参加者数となったようです.今年のインタラクティブ発表は4時間もあり,非常に長丁場の疲れる説明を余儀なくされました. しかし,多くの見学者の方々と熱いディスカッションができたので,心地よい疲れだったのではないかと思います.発表者のM2の皆さん,お疲れさまでした. 西本も十数年ぶりで発表し(代理ですが),疲労困憊しました(苦笑).

    村尾侑哉君

    オフィスわらし

    柴田有紀奈さん(西本代理発表)

    音の心理的影響と作業効率の相関

    吉松駿平君

    プロトタイプのエージェント化

    佐藤健登君

    ReConformation Editor

    澤田健太郎君

    Blurt Memo

    新井郷史君

    ArteMiss

    LIU, Jun君

    心理的リアクタンスによる先延ばし改善

    増田慶士郎君

    YouSubcon!

    濱口泰成君(西本代理発表)

    MessOnChat(高島・西本代理発表)

    今回のインタラクションでの発表は,以下の通りです:

    • 村尾侑哉,髙宗 楓,高島健太郎,西本一志:オフィスわらし:互尊的関係性を醸成するためのロボットを介した尊敬情報伝播システム,インタラクション2023論文集,1A-03,pp.117-122,2023.(プレミアム採択)
    • 柴田有紀奈,高島健太郎,西本一志:多様な音環境による心理的影響と作業パフォーマンスへの影響の関連性,インタラクション2023論文集,1P-59,pp.378-383,2023.
    • 吉松駿平,高島健太郎,西本一志:ユーザテストにおけるエージェント化プロトタイプとの対話を利用したユーザ体験調査手法の提案,インタラクション2023論文集,1P-64,pp.398-403,2023.
    • 佐藤健登,高島健太郎,西本一志:ReConformation Editor:部分と全体の視点の切り替えを促す文章作成ツールの提案及び実装,インタラクション2023論文集,2A-07,pp.482-485,2023.
    • 澤田健太郎,西本一志,高島健太郎:BlurtMemo:フィールドワークにおける 網羅性の高い現場メモの作成を支援するシステムの提案,インタラクション2023論文集,2B-30,pp.597-602,2023.
    • 新井郷史,高島健太郎,西本一志:ArteMiss:二重奏のリハーサルにおける非常事態訓練のためのミス伴奏生成システム,インタラクション2023論文集,2B-44,pp.652-655,2023.
    • LIU Jun,高宗 楓,高島健太郎,西本一志:心理的リアクタンスを活用した先延ばし行動改善手法の実現に向けた基礎的調査,インタラクション2023論文集,2P-68,pp.767-771,2023.
    • 増田慶士郎,高島健太郎,西本一志:YouSubcon!(ユーさぶこん!):配信型音楽ライブのCGM化に関する研究,インタラクション2023論文集,3B-31,pp.902-907,2023.
    • 濵口泰成,高島健太郎,西本一志:消極的な人の心理的安全性を担保するための複数議題並行会議システムMessOnChatの提案.3B-35,pp.917-920,2023.
  • 2023年2月28日(火):京都先端科学大学の川上浩司教授をお招きして,協生AI×デザインリサーチコアのセミナを開催しました.講演題目は「第二次ブームのAI研究から不便益に基づくデザイン研究へ」です. もともとバリバリのAI研究者だった川上先生が,なぜ,どのようにして「不便益」というAIの対極にあるような研究分野にはまっていったのかを赤裸々に語っていただきました. 人は何もしなくて良いという「自動化指向」から,人に多くのことをやらせる「手間ひま指向」へ.大変興味深いご講演でした.どうもありがとうございました.

  • 2023年2月22日(水):社会人ドクター学生である岩本拓也君が感性工学会に投稿し採録となった論文が,早期公開制度でオンライン公開されました. こちらのサイトからアクセス可能です.
    • 岩本拓也,西本一志:商品販促を目的とする自己推薦ロボットの感情表現を構成する各要素情報が感情認識に与える影響,日本感性工学会論文誌,Vol. 22, No. 2, 2023.(早期公開)
    商品をロボット化して自分自身を来客に売り込む「自己推薦ロボット」において,話す内容と声色,動きのどの要素が人の感情認識に一番影響を与えるのかを検証した論文です. いわば,自己推薦ロボットにおけるメラービアンの法則の研究です.興味があればぜひご一読を.
  • 2023年2月20日(月):M2の送別会を,井口にある居酒屋「おびし」さんで開催しました.こちらのお店は,社会人ドクターである岩本拓也君の実家でもあり,これまでにも多くのJAIST学生がお世話になってきたお店です. とても美味しい盛りだくさんのお料理を,驚くべき低価格でご提供いただきました.本当にありがとうございました.おかげで,3年ぶりの宴会を心から楽しむことができました. それにしても学生の皆さん,お酒を飲まないねえ・・・(苦笑).

  • 2023年2月17日(金)・21日(火)・22日(水):2023年3月修了生の卒業記念写真撮影会を行いました.M2が全員集合できる日が無かったので, 3回に分けて撮影会を行いました.それでもまだ一人足りないので,あと1回撮影を行う予定です(笑).

  • 2023年2月13日(月):高島研・西本研のM2学生8名の最終審査が行われ,全員無事合格の判定をいただきました.これでまずは一安心です. が,この後まだインタラクションと研究会での発表が控えています.まだまだ力を脱かないように.

    増田君@高島研

    吉松君@高島研

    新井君

    佐藤君

    柴田さん

    濱口君

    村尾君

    劉君

  • 2023年2月4日(土):立春のこの日,社会人ドクター学生である岩本拓也君の公聴会が東京サテライトで開催されました. この博士論文は,岩本君が修士時代に推進した近距離恋愛支援システムや,現在の職場であるサイバーエージェントで行ったロボット婚活支援と自己推薦ロボットによる販促支援の取り組みを統合して, 互恵的関係性を築くための対面での情緒的コミュニケーションを支援するメディアに関する研究としてまとめたものです. 質疑応答もそつなくこなし,「立春大吉」の結果となりました.長い時間がかかりましたが,無事に成果を出すことができてよかったです.お疲れさまでした.

  • 2023年1月17日(火):ここ数年恒例となっている,富山県立大学での出張講義を行いました.講義のタイトルは,「創造的活動の支援技術 ~知的活動支援への非常識的なアプローチ~」です. まだ卒業研究に着手していない学部2年生を対象に邪道な研究アプローチをお勧めする,不埒な講義を行いました.何人か,たぶらかされてくれないかとひそかに期待しています.

    富山県立大から見える剣岳と立山連峰

    帰宅途上で偶然見かけた幻日現象

  • 2023年1月16日(月):石垣島会場とオンライン会場とでハイブリッド開催された,情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会第201回研究会で,D4の魏さんが以下の発表を行いました.
    • 魏建寧,高島健太郎,西本一志:漢字再学習を支援する誤字形文字生成・活用手法SwaPSの日本語話者における有用性の検証,情処研報,Vol.2023-HCI-201, No. 1, pp.1-7, 2023.
    内容は,文書を読むだけで漢字健忘問題を解決できるSwaPS手法が,日本人にも有用であることを実証した研究です.
  • 2023年1月13日(金):西本研と高島研のM2学生全員,9名が投稿していた,インタラクション2023のインタラクティブ発表の採否通知が届き,無事全員の論文が採択となりました. 公序良俗に反するような論文は無かったということですね.良かった.なお,9件中,プレミアム採択は1件でした.
  • 2023年1月8日(日):新年早々の朗報です.社会人ドクターの岩本拓也君が感性工学会に投稿していた以下の論文がめでたく採録となりました.
    • 岩本拓也,西本一志:商品販促を目的とする自己推薦ロボットの感情表現を構成する各要素情報が感情認識に与える影響,日本感性工学会論文誌,Vol. 22, No. 2, 2023.(採録決定)
    商品に単純な駆動系を付加してロボット化することで自分自身を来客に売り込む「自己推薦ロボット」の動作・発話内容・声色のそれぞれが,客による感情認識にどの程度の影響を与えるかを評価検証した結果を報告しています. これで岩本君は学位取得のための要件を十二分に満たしました.万全の態勢で2月4日の公聴会に臨みます.
  • 2022年12月21日(水):インタラクション2023のインタラクティブ発表投稿〆切日でした.今年は高島研と合わせて9人のM2学生が論文を投稿しました.一気に9本の投稿は,非常にしんどいものです. 12月になったばかりのころは,何人かは脱落するのではないかと危惧しておりましたが,結局なんとか全員投稿完了しました.これが終わると,「今年も終わるな~」という気分になります.
  • 2022年12月19日(月):ここ数年恒例行事になっている,岩手県立大学での出張講義を行いました.講義のタイトルは,「知的活動支援への非常識的なアプローチ ~えっ,そんなのも研究になるんですか!?~」です. 「普通じゃない研究を中心に紹介して研究の面白さを学生に伝えて欲しい」という主催者の小倉加奈代先生の意向で,西本研きってのヘンな研究を集めて紹介しました. 講義の最後で「非常識的研究の研究心得」を学部2・3年生に話しましたが,岩手県立大学の他の先生に叱られないか,ひやひやしています(苦笑).
  • 2022年12月16日(金)~17日(土):西本が所属する創造社会デザイン研究領域主催の国際シンポジウム Creative Society Design Symposium がオンラインで開催されました. シンポジウムのテーマは,"Envision a Creative Society". 西本がATR時代に同じ研究室に所属していた,UBCのSidney Fels教授もビデオトークを寄せてくれました.また,JAIST修了生のトークでは,西本研出身で今は明治大学・先端数理科学研究科でブイブイ言わせている宮下芳明教授が講演. 主に味覚ディスプレイを中心とした研究成果を紹介してくれました.
  • 2022年12月14日(水):D1の高宗楓さんがHuman Computer Interaction International 2023 (HCII 2023) に投稿していた以下の論文が,ショートペーパーで採録されました.
    • Kaede Takamune, Kentaro Takashima, Kazushi Nishimoto: Where does the attribute framing effect arise if a pie chart is given along with a verbal description?, HCII 2023. (to appear)
    内容は,高宗さんの修士論文研究の半分くらいで,同じ内容を表す言語表現とグラフ表現を同時に提示したとき,それぞれ属性フレーミング効果にどういう影響があるかを調査した結果の報告です.
  • 2022年12月12日(月):社会人ドクターの岩本君のD論予備審査会が開催され,無事合格となりました.おめでとう!合格とは言え,いろいろと修正指示はありました.至急対応して,2月4日の公聴会には万全の態勢で臨みましょう.
  • 2022年12月7日(水):研究室の忘年会(のようなもの)を開催しました.今年もコロナ禍で外に飲みに行くのは断念し,学内でノンアルコールなパーティ+ゲーム大会となりました. みんなで和気あいあいと簡単なゲームで競い合うのは,楽しいものですね.まだ年を忘れるわけにはいかず,むしろこれからが本番中の本番という段階ですが, ひとときの良いストレス解消になったと思います.増田君はじめ,取り仕切りや買い出しなどに尽力してくれた皆さん,どうもありがとうございました.

    西本の開会あいさつ

    東京から村尾君が遠隔参加

    中国から劉君が遠隔参加

    甘党な人たち

    4人で戦うよくわからない格闘ゲーム?

    真剣なまなざし

    女の闘い

    参加者全員集合.ハンドサインは西本研の"N"

    来年こそは外で気兼ねなく飲めるといいですね.

  • 2022年12月5日(月):D3の魏建寧さんが情報処理学会論文誌に投稿していた下記論文が,採録となりました.条件付き採録を経ない一発採録で,これはなかなかの快挙です.
    • 魏建寧,西本一志,高島健太郎:文書を読む際に漢字字形再学習を促進する誤字形文字の生成・活用手法,情報処理学会論文誌,Vol.64,No.3,2023.(採録決定)
    内容は,近年,日本でも中国でも問題になっている,漢字を読めるが書けないという「漢字健忘」の問題を,文書を読むだけで解決できるという画期的な手法に関する研究です. 実は極めて単純な手法なのですが,その新規性と有用性を認めていただけたものと思います.
  • 2022年11月30日(水):岩手県立大学ソフトウェア情報学部の小倉加奈代研究室と当研究室のオンライン合同ゼミを行いました.丸一日をかけて,岩手県立大から6件,当研究室から9件,合計15件の発表を行いました.あまり時間が無かったので口頭での質疑はほとんど行いませんでしたが,並行運用したScrapbox上ではたくさんの質問やコメント,アドバイスをもらうことができ,非常に楽しく有意義な1日となりました.小倉先生,どうもありがとうございました.

    特に意味のないオープニング背景画面

  • 2022年11月17日(木):高島講師の誕生日祝いをゼミ開始直前に開催し,高島研の増田君の仕切りのもと,吉松君からブレゼントの贈呈が行われました. プレゼントは,最近肩凝りがひどいという高島先生の体調を思いやって,マッサージ機でした.

    仕切る増田君

    贈呈する吉松君

    意外に重そうで肩が凝りそう(笑)

  • 2022年11月16日(水):はこだて未来大の角康之教授が,由井薗教授,高島講師,王助教らとの共同研究の打合せのために本学を2泊3日で来訪されました. 久しぶりのATR関係者との再会ということで,情報科学系の岡田准教授と西本も参加して,鶴来駅近くの居酒屋「おさと」さんで懇親会を開催しました. それぞれの大学や個人的な状況を報告し合い,楽しく実りあるひと時を過ごすことができました.

  • 2022年11月8日(火):淡路島の兵庫県立淡路夢舞台国際会議場で開催された,情報処理学会のヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)第200回研究会にリアル参加してきました. リモートではない学会参加は3年ぶりです. HCI研究会の第200回記念ということで,記念イベントとしてパネルディスカッションが行われました. パネラーは,最近HCI研究会関連で情報処理学会のフェローになった暦本純一先生,河野恭之先生,五十嵐健夫先生と私,プラス現主査の志築文太郎先生. 司会は前主査の木村朝子先生と現運営委員の五十嵐悠紀先生でした. かつてのHCI研究会の雰囲気や,今後のあるべき姿,HCI教育の方向性などについて,古株研究者がわりと好き勝手に語るという会でした(笑). 企画・運営してくださった皆様,どうもお疲れさまでした.ありがとうございました.

    初使用のIPSJホール

  • 2022年11月1日(火):先日の還暦祝い会(?)で撮影された,赤いちゃんちゃんこ着用状態での写真がアクリル製のフィギュア化され,本日贈呈を受けました(笑). 皆さん,どうもありがとうございます.大切に飾らせていただきます.

  • 2022年10月21日(金):毎年恒例の避難訓練が行われました.例年であれば,9月末から10月初旬のどこかで研究室合宿に出かけていたのですが,コロナ禍以後研究室合宿はずっと行われておりません. もう3年連続での見送りとなっているわけですね.来年は合宿に行けることを願います.
  • 2022年9月29日(木):D3の魏建寧さんが,6月16・17日に開催された情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会第198回研究発表会で発表した下記の論文が,学生奨励賞を受賞しました. おめでとうございます!近年,日本でも中国でも問題になっている,漢字を読めるが書けないという「漢字健忘」の問題を,文書を読むだけで解決できるという画期的な手法に関する研究です.

  • 2022年9月27日(火):本日のゼミ始まり,思いがけず研究室メンバーによる還暦のお祝いをしていただきました.赤いちゃんちゃんこと帽子も着用させられました.これを着ると,60歳を実感(痛感)いたしますね. これも人生で一度きりの良い経験です.皆さん,どうもありがとうございました.

  • 2022年9月13日(火):西本が60歳の誕生日を迎えたので,高島講師とOB/OGの皆さんがオンラインで還暦を祝ってくれました. 「60歳を迎えての抱負を語れ」という指示があったのですが,健康上の不安を訴えるばかりで,抱負らしいことは全く語ることができませんでした(苦笑). あえて言うなら「一病息災で定年までの5年ちょっとを乗り切る」ことが抱負でしょうか. ともあれ,お忙しい中お祝いに駆けつけてくれた皆さん,そして動画寄せ書きにメッセージを寄せてくれた皆さん,本当にありがとうございました. 着任以来,早くも23年が経過しました.皆さんが積み上げてきた歴史と伝統のおかげで,研究室はうまく回っているのだと思います.深謝.

  • 2022年9月13日(火):西本研のM2学生7名と高島研のM2学生2名が,中間発表会に臨み,これまでの研究成果と今後の計画について発表しました. 中間発表会には「不合格」という評価は無く,「順調に進んでいるか否か」のみが評価されます.おそらくみんな「順調そうだ」という評価を受けたのではないかと思います. ただ,過去の経験上,中間発表会で高く評価された人は,最終審査で苦戦することが多いようです.良い評価を得た人は慢心せず,逆に悪い評価を得た人は腐ることなく, さらなる研究活動に励んでください.

    澤田君

    濱口君

    劉君

    吉松君

  • 2022年9月7日(水):6名のM1による夏季課題の発表会を行いました.おそらく当研究室は,他の研究室と比べて,研究テーマの策定を進める速度が非常にゆっくりしていると思います. 研究室によっては,配属前の時点ですでに研究テーマを固めてしまうところもあるようですが,当研究室ではできるだけ学生に自力で研究テーマを決めていって欲しいと考えています. そのためM1には,夏休み期間中は独力で研究テーマを考案し,そのテーマに関連する論文10本(うち5本以上は英語)をやはり自力で検索・取得して読んで内容をまとめる,という夏季課題に取り組んでもらっています. 今日のゼミでは,その成果を発表してもらいました.夏休み前の自己紹介で示した研究計画と同じテーマの人もいれば,大きく方向を変えた人もいました. いずれの研究も,大きく育つ予感がするテーマでした.ぜひ,今それぞれが持っている知的好奇心を保ち続け,それを満足させる研究を推進してください.期待しています.

    小林さん

    東上君

    野尻さん

    阿部さん

    堀江君

    山口君

  • 2022年9月2日(金):岐阜高専からインターンシップで当研究室に2週間滞在していた植田晴大君の最終報告会を行いました. インターンでは,「不便益の認識論」の構築に向けた最初の一歩となる研究を行ってもらいました. 一般の人々が,どんなモノゴトに「不便益」の存在を感じるのかを調査し,そこから不便益と認識されるモノゴトが持つ特徴を洗い出そうということを試みました. わずか2週間しかありませんでしたので,ごく初期的な結果が得られた段階でインターン期間の終わりを迎えましたが,なかなか面白い成果が得られたと思います. 植田君,どうもお疲れさまでした.

  • 2022年8月22日(月):岐阜高専の植田晴大君が,インターンで当研究室に今日から2週間滞在します.不便益に関する研究を行う予定です.どんな成果が出るか,楽しみにしています.

  • 2022年8月9日(火):お盆休み前最後のゼミだったこの日,2022年3月に前期課程を修了した邸冲君が研究室を訪問してくれました.おみやげは,スイカを丸ごと1個!.スイカが大好物というM2の柴田さんが切り分けてくれて,みんなで美味しく夏の味覚を味わいました.邸君,どうもありがとう.

  • 2022年7月14日(木):6名の新M1による自己紹介とやりたい研究内容の発表会を開催しました.今年は女性3名+男性3名という構成ですが,どうも大学時代は全員バリバリの理系のようです.なぜか「破壊」というキーワードを何度も耳にする発表会でした(笑).例年通りというか,やはりクセの強そうなメンバーが集まりました.これからの研究活動を楽しみにしています.Have fun!

    阿部詩織さん

    小林美咲さん

    東上尚史君

    野尻実玖さん

    堀江 歩君

    山口雄太郎君

  • 2022年7月11日(月):西本研に配属となった6名のM1の歓迎会を開催しました.依然コロナ禍なので屋内での飲み会などは避けざるを得ないだろうということで,空いている平日のいしかわ動物園に遠足に出かけました.ゆっくり時間をかけて,いろいろな動物をみんなでワイワイと楽しく見て回りました.少しはメンバー間の親睦を深めることができたかなと思います.生まれたばかりのプレイリードッグ4匹(モリ・ヤマ・ナオ・タロウ)もいましたよ.

  • 2022年6月29日(水):オンラインで開催されている国際会議 24th Human-Computer Interaction International (HCII 2022)で,D3の魏さんが以下の発表を行いました:
    • Jianning Wei, Kazushi Nishimoto, Kentaro Takashima: SwaPS: A Method for Efficiently Relearning Chinese Characters Just by Reading Documents Including Incorrectly-Shaped Characters, HCII 2022 - Late Breaking Work - Papers, Springer LNCS series, 2022.

    また,金井研Dの小野重遥君も7月1日(金)に,やはりHCII 2022で以下の発表を行いました:

    • Shigeharu Ono, Hideaki Kanai, Ryosuke Atsumi, Hideki Koike, Kazushi Nishimoto: Learning Support and Evaluation of Weight-shifting Skills for Novice Skiers Using Virtual Reality, Proc. HCI International 2022.
  • 2022年6月22日(水):この日開催された教授会で2022年4月入学修士学生の研究室配属が正式に決定され,当研究室には新規に6名のM1学生が配属となりました.これからの1年半ほどの期間,楽しく一生懸命研究に励みましょう.できるだけ「普通じゃない」研究をするようにしてください.面白い成果が出ることを期待しています.
  • 2022年6月19日(日):奥能登を震源とする最大震度6弱の強い地震が発生しました.珠洲市では,春日神社さんの鳥居が倒壊したり,お店の商品や食器が破損するなど,いろいろな被害が出たようです.一日も早い復旧と静穏化を心から祈念いたします.なお,JAISTでは全く問題ありませんでした.(その後6月20日(月)にも強めの余震がありました)
  • 2022年6月18日(土):新潟国際情報大学で開催された「異文化塾 進化するコンピュータ技術~AI・ARは私たちの生活をどう変えるのか?~」において,「コンピュータによる人間的活動の支援」と題した講座の講師を担当し,創造活動支援技術や内面化可能AI,妨害による支援について話しました.聴講者の皆さんは,メモをとったりスライドの写真を撮ったりして,非常に熱心に聞いてくださっていました.お招きくださった中田豊久先生(JAIST知識3期生,國藤研OB),貴重な機会をいただき,どうもありがとうございました.

  • 2022年6月17日(金):情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会第198回研究会において,D3の魏建寧さんが以下の発表を行いました.
    • 魏 建寧, 西本一志, 金井秀明:EE-Reader:漢字形状記憶の損失を防ぐための誤字形文字埋め込み電子書籍リーダー,情緒研報,Vol.2022-HCI-198, No. 25, pp.1-8, 2022.
    読むだけで漢字の字形記憶を強化することができる「PS字形文字」を表示する電子ブックリーダーを実装し,これを用いて実際に漢字字形記憶が強化されることを実証した論文です. インタラクション2022での発表は,PS字形文字を紙に印刷したものを用いた実験についてでしたが,今回は電子媒体上でもPS字形文字が有効であることを示しました. この研究は,金井先生の指導の下で実施された副テーマ研究です.

  • 2022年6月9日(木):今日のゼミの終わりに,100問の漢字の書き取りテストを研究室メンバー全員に対して実施しました.60点未満の人は留年となります・・・というわけではもちろんなくて,博士課程の魏さんの研究に関する予備的な調査です. みんな童心に帰って(?)一生懸命に思い出し思い出し漢字を書いていましたが,なかなか書けない様子でした.あちこちから「なんかちがう」「これじゃないっ」という悲鳴があがっていました(笑).

  • 2022年5月26日(木):M2の澤田君が,情報処理学会の第117回グループウェアとネットワークサービス研究会で,以下の発表を行いました.
    • 澤田健太郎,吉松駿平,高島健太郎,西本一志:他者との視点共有により観察者の視点の内省と拡張を促す2段階グループフィールドワーク手法の提案,情処研報,Vol.2022-GN-117, No.7, pp.1-8, 2022.

  • 2022年5月12日(木):D3の魏さんが国際会議 HCI International 2022 に投稿していた以下の論文が採録となりました.おめでとう!これで学位取得に1歩接近ですね.
    • Jianning Wei, Kazushi Nishimoto, Kentaro Takashima: SwaPS: A Method for Efficiently Relearning Chinese Characters Just by Reading Documents Including Incorrectly-Shaped Characters, HCII 2022 - Late Breaking Work - Papers, Springer LNCS series, 2022. (to appear)
  • 2022年4月28日(木):学生主催のイベント企画サークルである Emotional-D が復活し,最初の企画である新入生歓迎会・交流会をこの日オンラインで開催しました. 第1部は学長からのメッセージと,各サークルの紹介.第2部は新入生と教員や先輩学生との自由な交流会という構成でした.リーダーの増田君@高島研をはじめとするメンバーの皆さん,お疲れさまでした.
  • 2022年4月13日(水):M1の学生たちによる研究室訪問が早速スタートしたようです.この日は4人のM1と面談を行いました.
  • 2022年4月12日(火):1-1期が始まりました.今学期,西本はK469知識創造支援メディア論,高島はK125知識科学実験/調査のためのシステム開発入門の講義を,それぞれ担当します.
  • 2022年4月8日(金):西本は,コロナウイルスワクチンの3回目の接種を受けました.今回は職域ではなく,一般の医院での接種としました.副反応としては,発熱は無かったのですが,もともと不整脈持ちであるが故か,接種翌日に心臓の期外収縮が頻発したのがちょっとつらかったです.いろいろありますね.
  • 2022年4月4日(月):新入生が入学しました.当研究室への仮配属(正式には「導入配属」と言いますが)は4名で,うち2名は事前配属内定者です.また,高宗楓さんが博士後期課程に進学しました.引き続き3年間(?),よろしくお願いいたします.
  • 2022年4月1日(金):新年度が始まりました.2020年度から2年間,西本は知識科学系の学系長の任にありましたが,ようやく解放されました.時間的に余裕ができるはずなので,久しぶりでプログラミングに再挑戦しようと思っています.