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学長メッセージ

「悪性腫瘍を一網打尽に」(都英次郎准教授)

 JAISTイノベーションプラザに経済産業省産学連携推進事業補助事業の採択を受け今年4月にオープンした「超越バイオメディカルDX研究拠点(eMEDX,拠点長:松村 和明 教授)」において、都 英次郎 准教授の研究グループによるまさに ”超越” 研究成果が5月2日に記者発表されました。

 私も同席しましたが、ゴールデンウィーク中にもかかわらず多くの記者が参加してくださいました。バイオ化学分野のトップジャーナルAdvanced Science誌に掲載された本研究は、マウス体内の腫瘍組織から単離した細菌をわずか一回マウスへ静脈投与しただけで、種々の悪性腫瘍を一網打尽に出来ることを発見したというもので、記者からも非常に高い注目を集めました。
 今後5~10年以内の実用化を目指していますが、順調に進めば、がんに対する新たな特効薬の開発に繋がる人類にとって大変夢のあるイノベーションと言えます。ノーベル賞の期待も出てくるような成果だと思います。

 今回の都先生のご業績など、JAISTの素晴らしい研究成果がもっと学内外から見えるようにしていきたいと考えています。

pn20230510.jpg都准教授との記者発表 5月2日(火)

令和5年5月10日

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