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シャツを作る

シャツを作ることにした。本は買ったものの一年以上放置していた。型紙をA0サイズも撮れる大型スキャナーでスキャンし、Adobe Illustrator に取り込んで手作業でトレースした。15インチのディスプレイ上で作業しているときは大きさがわからなかったが、実際に大判プリンターで出してみたところそのサイズに圧倒された。2.3メートル X 1.1メートル にすべてのパーツを並べたのだが、印刷してみて想像以上に大きくて驚いた。確かに理屈で考えてみると(胴体・腕など)円筒形に包んでいたものを切り開いて平面にすると幅が3.14倍になる。正面からみて胴体が40センチくらいの幅に見えていてもそれを包む布を平面図にすれば幅が1.2メートルになるということだ。一枚のシャツを使うのに多量の布が使われていることが実感できた。素人が簡単に手を出せる領域ではないとわかったが、ひるまずに先に進みたい。

シャツのパーツを平面に描き写して印刷してみた

シャツのパーツを平面に描き写して印刷してみた

乙女の金沢展

前夜、少し早いのだが誕生日を口実に近所の焼肉屋へ行って思う存分、肉を食べた。先週は時差ボケのせいなのか睡眠障害で2時間しか眠れなかった日もあったのだが焼肉効果なのか8時間眠れた。朝から荒れ模様で雷が鳴り、雹が降る騒がしさだったのだが、一時目が覚めたものの眠り続けることができた。良質のタンパク質と十分な睡眠のお蔭か、すっかり体調/気分とも良くなり、心地よくピアノに向かうことができた。Lisztの曲など、普段は途中で息切れするのだが余裕で最後まで練習曲を弾き通すことができた。子供の頃から肉で育ってきているのだから仕方がない。体は正直だ。

気温10度に満たない寒さで、断続的に雨や雹が降りそそいでいたのだが、「乙女の金沢展」に行った。いろいろな手工芸の作家さんと話ながら物を選ぶことが出来る貴重な機会だから。着くなり冷たい雨が降り注ぎ、風が吹き、結構気持ちが萎えた。(関連する Twitter の投稿を参照のこと。)しかしめげずにテントを周り、木地さんのところで木の皿を買い、久しぶりに会った大西さんから新作のお皿を譲り受け、収穫があった。豆半(吉橋の若のお店)で桜餅も手に入れられたし。一時間ほど会場となっている「しいのき迎賓館」周辺を歩き回るうち雨が止み、陽が差してきた。閉会前の一時間ほど(のみ)であったが明るく、暖かくなってよかった。ゆっくり会場を回ることが出来た。

閉会間際になって雨が上がり日が差してきた@乙女の金沢展

閉会間際になって雨が上がり日が差してきた@乙女の金沢展

直前まで冷たい雨が降り注ぎ、風が吹いていたことが信じられないくらいの好天になった

直前まで冷たい雨が降り注ぎ、風が吹いていたことが信じられないくらいの好天になった

大西さんの作品。大西さんとは彼が研修生だった頃から始まって10年来のお付き合い。腕が上がった。

大西さんの作品。大西さんとは彼が研修生だった頃から始まって10年来のお付き合い。腕が上がった。

Dries Van Notenの映画

Dries Van Noten映画を見た。「着る人が主役」とか、「着る人と一緒に成長できる服を作りたい」とか、スポンサーを持たない、広告をしないとか、いろいろ面白く、またやり方に同感・納得できる人だった。曾祖父から服飾に関わっている家に生まれたと知り、子供の頃からよい服に触れる機会が多かったことが影響したのだろうなと推察された。何となく日本の着物を思い起こさせるのだが、やはり世間ではエスニックと評されることが多いらしい。しかし本人は「(驚くほど)対照的な組み合わせ」を狙っており、そのために多くの実験をしてほとんどのアイデアを捨てていると言っていた。先祖から受け継いだ文化、顧客への共感、思いがけないものを組み合わせる実験、厳しい批評精神、完璧なショーを目指す絶え間ない努力、これらはいずれも知識創造活動のケーススタディで見慣れた要素である。「ファッションではない、永遠に残るものを作りたい」という姿勢にも感心した。教科書にしたいようなストーリーだった。(加賀友禅の未来を考えるという宿題を与えられているので、参考になった。この映画を見て良かった。)

ドリス・ヴァン・ノッテンの映画を見た@金沢シネモンド

ドリス・ヴァン・ノッテンの映画を見た@金沢シネモンド

春の訪れ@マルタ

今週は復活祭の週とのことで街中のあちらこちらで宗教的儀式が進行していた。マルタ人によれば復活祭の方がクリスマスより親しみを感じるという。それを聞いて思うところがあった。クリスマスは北方の習慣だ。ドイツに住んでいてそう感じた。それと比べるとマルタでは確かに復活祭の方がしっくりくる。これは地中海文化らしい。古来、Astarteという女神がいて、フェニキア人も信仰していたという。マルタにも神殿があったらしい。ローマ人がやってきてそれをアフロディテ(美の女神)と習合した。マルタの人達がAstarteを信仰したと聞いて腑に落ちた。ここは生命の豊穣さを感じさせる。

今回、地中海の島々の歴史について学ぶところが多かったが、これらの島々がスペインや英国、フランスなどに占領されたとき、そこには文化の衝突があったと思う。北方の厳格な神々に地中海の神々は抑圧・抹殺された。豊穣と美、性愛の象徴である Astarte が表面上消し去られたのもその流れのなかでの出来事といえる。バルセロナがスペイン中央政府と衝突を繰り返したり、ギリシアが経済政策をめぐってドイツと揉めるのも、深層にはこれらの文化的衝突があるように思われる。

西の方の海岸に連れて行ってもらった。地中海の光と空気をたくさん味わった。

西の方の海岸に連れて行ってもらった。地中海の光と空気をたくさん味わった。

マルタ人が石をどのように扱ってきたのかを教わった。日本人が木に対していただく感覚に近い。

マルタ人が石をどのように扱ってきたのかを教わった。日本人が木に対していだく感覚に近い。

教会ではすべてが「どぎつい」のだがその理由がわかってすっきりした。生命とその豊穣を讃えているのである。

教会ではすべてが「どぎつい」のだがその理由がわかってすっきりした。生命とその豊穣を讃えているのである。

back to Malta

I come back to Malta after one year of absense. Seeing old friends, visiting sites I am familiar with, eating out at familiar places, walking along the coastline make me feel at ease. I like the sea, the green, and stones.

Water is an important part of the island

Water is an important part of the island

I took a walk around St. Paul's bay.

I took a walk around St. Paul’s bay.