ちょっと多めに材料を買ってしまったので、食後に小一時間ほど費やしてアクリルタワシを編むことを日課としている。4色あるのでいろいろな組み合わせを試しているのだが、1週間ほど前に作ったもの(写真左下)をもう一度作ろうとしたらやり方がわからなくて焦った。自分が何をしていたのか思い出せない。完成品を見ても初心者なのでどう編んだのかわからない。「自分だったらどう考えるか」を想像してその時のことを思い出そうとしたが、どうしても思い出せなくて苦労した。表裏でゴム編みしてみたり(右上)、2本ずつ色を変えてみたり(右下)して、出来たかな、、、と思って比べると別物であったことに気づく。もう無理かとあきらめたところで、そういえばリブ編みもしたんだったと気付き、一目毎に表編みと裏編みを入れ替えたんだったっけ??と思い出しながら指を動かしたらそれが正解だった(左上)。という具合に一所懸命再現したのだが、家人にどちらが好みか聞いたらガーター編みしたもの(右下)の方がタワシとしては分厚くてよいとの意見で、ちょっと残念だった。
Monthly Archives: 6月 2017
mooritの糸で編んでみる
かれこれ一月ほど前になりますが、東京にて仕事して帰る際、丸の内にあるmooritに立ち寄り、毛糸を買いました。組成はアンゴラとコットンで、肌触りがよいというものです。私のほかには客もいなかったため店員さんが話しかけて下さり、いろいろ聞くことが出来ました。暑くなってくると毛糸に触る気が萎えますが、アンゴラが入ると滑らかになり、夏向きであるとのことでした。毛糸を買う予定はあまりなかったのですが、気に入った糸をひとつ買い求めて持ち帰りました。店員さんがその場で木製のかせくり器をつかって糸を巻いてくれて、何だかほのぼのした感じでした。
とりあえず色の雰囲気が知りたかったので、手回し器で手早く筒状にしました。首に巻くには少し細いですが感じは掴めたように思います。
Mooritの本(「こんな糸で編んでみたい」)をみると、生産者との関係や環境への配慮などに言及されており、いろいろ考えているんだなぁと感心しました。
藍染めの木綿糸を編む
3色タワシ
3本(3色)の糸を使ってタワシを編んでみた。3本でガーター編みしたところ、エストニア風のパターンになった。いい具合に凹凸ができ、タワシとしての機能が上がった気がする。ただ糸が互いに吸着しあい、編んでいるうちに縮んでしまった。1.5倍くらいの幅で作り始める必要がありそうだ。
この色合い、10日ほど前に散歩した苔庭や滝を思い起こさせる。そのときの体験がタワシに反映されたのかな。
「いのちを纏う」(志村ふくみ・鶴見和子.藤原書店)を読んでいたら、「織物はメロディーと間でつくる。大切なのは主題。音楽にとても似ている」(p. 83)という記述があり、同じような感覚だとうれしく思った。口絵に作品がカラーで掲載されているが、質感や構成が素晴らしい。京都に教室があるようだが、近くに住んでいないと通えないのが残念。
羊と鳥
雑貨×作家マーケットに行ってきた。金沢駅前広場という地の利もあり、多くの来訪者で賑わっていた。北陸朝日放送の番組「2時どき」のコーナーにて「レインボーてるてる」を(「2時」だから「虹」にちなんだものを集めたらしい)、atelier juca(アトリエジュカ)のブースで陶器の羊と鳥を買った。ジュカのブースでしゃがみ込んで羊を選んでいたところ、9歳くらいの女の子が近づいて来て自分がそのお店で何を買ったのか教えてくれた。趣味が一致したらしい。私の選択に感心していた。店主と客が会話している場面が至るところで見られ、子どもが多いこともあり、ほんわかした家庭的な雰囲気で楽しめた。私に話しかけてきた女の子は家族(両親+兄弟)+祖父母でマーケットにきているとのことだった。
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