Monthly Archives: 6月 2014

夏越の大祓 the purification for summer

白山神社にて夏越の大祓に参加してきました。これで穢れを祓い、年末まで病知らずで健康に過ごせるはずです。

We took part in a ceremony at a shinto shrine for a purification for summer. It should expel evil spirits of us which might have been with us unnoticed. We are supposed to live healthy till the end of this year thanks to the purification. I believe it.

We go through the ring three times, firstly counter-clockwise, secondly clockwise, and thirdly counter-clockwise again. The grass ring gives us a power.

We go through the ring three times, firstly counter-clockwise, secondly clockwise, and thirdly counter-clockwise again. The grass ring gives us a power.

a moment of worship

a moment of worship

蟹淵(がんぶち)ハイク

大学近くにある蟹淵(がんぶち)というところへハイクしてきました。長年(?)の懸念事項でしたが、里山ファンクラブの方に案内していただいてようやく訪れることが出来ました。といっても軟弱ものなので近くまで車で行って、30分ほど歩いただけなのですが。(くわしくは地図参照のこと)

時期的に微妙でしたが、ルリイトトンボもモリアオガエル(と卵)が見られて大満足でした。トンボは8月頃まで見られるとのことです。

最後は傾斜のきつい沢を登ります

最後は傾斜のきつい沢を登ります

突然水面が広がります

突然水面が広がります

先客は2名だけ。カメラを構えてトンボを狙っていました。

先客は2名だけ。カメラを構えておられました。

ルリイトトンボが群れていました

ルリイトトンボが群れていました

角度を変えてもう一枚

角度を変えてもう一枚

モリアオガエルも大勢木に登って休憩中

モリアオガエルも木に登って休憩中

メスが水面でくつろいでおりました

メスが水面でくつろいでおりました

130歳の誕生日、あるいはハープのようなピアノ

うちにあるPleyelのピアノは130年前(1884年)の6月7日にパリ近郊の工場からロンドンに向けて出荷された。ゆえに6月7日を誕生日とみなす。(すっかり人間扱いしている。。。)130歳の誕生日となる2014年6月7日、一人ピアノと向き合って、その声に耳を傾けた。

130歳とはいえ、非常に張りのある歌声である。(セミ)コンサート用で筐体が大きいというのも一因であろうが、もともと歌う楽器なのだ。ピアノが届いて二ヶ月、よい音を求めて試行錯誤してきたが、はっきり言えるのは現代ピアノとは違う楽器であるということ、叩いてはいけないということだ。バルトークなんか弾いたらえらいことになる。音が割れてしまって、響きも平板だ。ところが静かに歌うメロディなどは人間の声かと思うほどみずみずしく、伸びやかである。若々しい。

どういう風に弾いたら良い音がするのか、考えてきた末の、現時点の理解は、「これはハープだ(と思って弾けばよい)」ということである。弦を指で弾く(はじく)ような気分で鍵盤に触れるといい音がする。もう少し付け加えると打弦時よりも、鍵盤からの指の離し方を意識した方が音を作りやすい。これは最近、琴を弾かせてもらったときにぴんと来た。

フランスの演奏技法は伝統的に手首を柔らかく使うものであるが、要するに弦をはじいているのだと考えれば納得がいく。イネガル(跳ねるような装飾)も弦をひっかいていると考えればよいのではないかという気がした。ピアノをハープとみなすのは独特のもののような気がするが、100年くらい前はそういうものだったのかもしれない。あらためてピアノをみるとたしかにペダルのところはハープが意匠されている。

ペダルのところはハープの形になっている

ペダルのところはハープの形になっている

これは単なるデザイン以上に、楽器の由来を象徴するものなのだなと思った。

そういうわけでいまだ悪戦苦闘中というか探索が続いている。いろいろ弾いてみてあうんじゃないかと思ったのは、フォーレとかフランクといったフランスの同時代の作曲家たちの作品。ゆっくりとしたメロディが複雑に絡んで長いトーンのなかで空間が広がっていくようなものが適しているような気がする。これが意外にリストの作品にも適していて、リストはPleyelを嫌っていたかのようなことを書いている人もいるが、少なくともこの頃(1884年)のPleyelピアノはリストの要望に応えているのではないかと思う。

Pleyelといえばショパンだが、これがなかなか難しくて、ノンペダル奏法を駆使しないと美しくならない。ショパンは自らを古典派とみなし、バッハの作品を好んだというが、実際作品に向き合ってみるときっちりとした作りになっていて、曖昧性がないことに気づく。宅のPleyelで弾くと騒がしくなってしまうので、たぶんさらに50年くらい前の楽器まで遡っていかないと本来の響きは出ないのだろう。

というわけでシューマンのアラベスク(最後のところだけ)をこっそり公開。静かに演奏しております。ピアノ再調整の二日前でコンディションは今ひとつですがそこはご容赦を。
シューマンのアラベスク(最後のところだけ)

譜面台を作ってみた

我が家には二人の娘がいて(ふたりともピアノなのですが。。)、元からいる妹の方の嫁ぎ先を探しております。その子の里親になってくれる人がみつかりそうなので、嫁入り道具を作ることにしました。(なんか、変な文章だ。擬人化がなってない。)

そのピアノはペトロフの小さなアップライトなのですが、装飾性を追求するあまり使いにくいところがあります。足が猫足だったりしてよいのですが、全体に小ぶりなので譜面立てが狭く、分厚い楽譜を置くとずりおちそうになるのですね。

このピアノはまた天蓋を開けられるようになっているのですが、開けると楽譜の上の方が押されてますます不安定になり、譜面立てがほとんど使用不能となります。購入時にはかなりこの点がきになったのですが、「薄い楽譜を使えばいいか」「どうせ暗譜するし」などと無理矢理自分を納得させたせいで、結局天蓋を開けて弾くことはほとんどありませんでした。

しかしプレイエルのピアノが来て以来、どうしても音が聴き劣りしてしまって、それでも時々は弾いているのですが、少なくとも天蓋をあけないと音の解像度が悪くて弾いていて楽しくありません。天蓋を開けた状態で楽譜を見ながら弾ける状態にすべきであるとの結論にいたり、譜面台を作りました。

もともとピアノ整備士さんには、譜面台を作ったらいいですよと購入時から言われていたのですが、それをさぼっていて、いざ他家に嫁ぐとなったとき、これじゃぁ可愛そうだから譜面台を作ってやろうと思い立った次第です。

毎日夜寝る前30分くらいの時間を割いて、ちょっとずつ作っていきました。どんなものにするか考え悩みながらの製作なので時間がかかりました。ピアノの蓋を閉じた状態、天蓋を挙げた状態などいろいろな状態を考慮し、どのような状態でも安定して楽譜が読め、めくれるよう工夫してみました。

とりあえずできあがりました。多少の問題は残っていますが、いちおう考えたことは実現できたので満足です。しばらく使ってみて改良版を考案してみます。

ピアノ使用前の状態

ピアノ使用前の状態

鍵盤の蓋を開けて譜面台をセットした状態(その1)

鍵盤の蓋を開けて譜面台をセットした状態(その1)

ピアノの天蓋を開けて譜面台をセットした状態(その2)

ピアノの天蓋を開けて譜面台をセットした状態(その2)

折りたたまれたペグが引き出されると支えになるというギミック(?)

折りたたまれたペグが引き出されると支えになるというギミック(?)

とりあえず楽譜はずり落ちなくなりました(よかった)

とりあえず楽譜はずり落ちなくなりました(よかった)