Monthly Archives: 11月 2016

333とかいてササミと読む

縁者が金沢観光で遊びに来ているので一緒に焼鳥屋に行った。と思ったが単なる焼鳥屋ではなかった。333というお店で、料理しているのはミシュランで星をもらったお店@大阪 で働いていた人らしい。どの料理もおいしく、素直で直裁的で素材の味を活かしており好感を持った。

「つくね」だけどパン粉がまぶしてあるのは珍しい(食感がよかった)

「つくね」だけどパン粉がまぶしてあるのは珍しい(食感がよかった)

Dela Orange というワインがよかった。「ふわりと広がるグレープフルーツのような渋み、キュッとくる爽やかなブドウの酸味」という説明通り。「少年が夜、月の下で心躍らせながら未知の世界を冒険する」様を描いたラベルも秀逸。

ワインはDela Orangeでgo

ワインはDela Orangeでgo

琥珀色の海に溺れたい

琥珀色の海に溺れたい

赤ワインもよかった。北海道のpinot noir

ほかに赤ワインもよかった。北海道のpinot noir。

大根も出汁が染みてて旨かった

大根も出汁が染みてて旨かった

編み物で感じる空(縁起)

手編み(棒針使用)続行中。ようやく表目と裏目の違いが体感できてきた。糸のテンション保持も安定してきた。興味深いことにピアノの演奏技術が向上した。普段、ピアノ演奏で使わない(指を中心とした)筋肉を使うからだろう。苦手だった指(薬指とか)がしっかり鍵盤を押さえている。不思議なものだ。異なった技能間の転移はないものと思っていたが、筋トレ(?)するだけで出来るようになることもあるらしい。

このくらいのアクリルたわしなら1時間くらいで編めるようになった。まだちょっと形が歪むけど。。

このくらいのアクリルたわしなら1時間くらいで編めるようになった。まだちょっと形が歪むけど。。

しばらく前に中村 元 (著)、「龍樹」 (講談社学術文庫)を読了。中観理論の核は縁起(説)だと理解した。縁起をどう理解するかは人それぞれだと思うが、編み物していて縁起(あるいは空)を感じた。編み物は一本の糸が自らに絡まる(結ぶ)ことで構成される。一本の糸からマフラーが出来たり、手袋、帽子、セーターなどいろんなものができるのは驚きである。しかも完成品の端から糸を解せば(ほぐせば)再び一本の糸に戻る。

一本の糸から形ができ、解けば元の一本の糸に戻ること。そこに生と死を感じる。糸が自身を拠り所として絡みつき、形ができる。しかし時が来て結び目が解かれれば一本の糸に戻る。セーターに見えていたものは一本の糸であった。形ができる前も形をほどいた後も(形になっているときも)、あるのは一本の糸である。それは無くなりはしないし、生まれることもない。これは中観の思想だ。

編み物をトポロジーで語る本(Making Mathematics with Needlework: Ten Papers and Ten Projects)があって、面白そうなので結局買ったが、Quantum topology というものがあるらしく、topologyを導入することで量子計算を安定させられるという。生命は編み物なのだ。3次元で絡まる糸が構造的には一番安定するらしい。そういうわけでDNAは立体構造になっている。2次元でも4次元でも駄目で、3次元であることに意味があるらしい。そんなわけで編み物は人を瞑想に誘います。

寺町散策

お昼過ぎた頃から天気が回復しだして陽が差してきたので散歩に出た。まずは泉野図書館によって手織りの本を返却し、代わって棒編みの本を4冊借りた。そこから寺町大丸堂を目指して歩いた。目的の半分は過剰なカロリーを燃焼すること、あとの半分はCanon Cybershot N2 の試運転。200枚くらい撮って感じたのは画質が良いこと。自分が使っているカメラで一番新しいのがPentax Q (2011年8月)だから、ここ5年くらいのデジタルカメラの進歩を知らない。(入手時)Pentax Q で撮る写真は少し前のデジタル一眼レフ並の画質だなーと思ったが、筐体の小さなN2がはき出す写真は自分の知るデジタル一眼レフの画質よりも良い。自分の無関心を幾分恥じた。ほかに保有する Nikon D50 (2005年6月29日発売)も画質に不満もなく普通に使っているのですが。。印刷することがないので別にいいかとも思うが、最近の高級機はきっとすごい高画質なんだろうな。

図書館近くの公園(色彩が正しく捉えられている)

図書館近くの公園(色彩が正しく捉えられている)

民家の扉

民家の扉

場の空気がよく写し撮られている

場の空気がよく写し撮られている

大丸堂(パン屋)入り口

大丸堂(パン屋)入り口

ポチ@大丸堂

ポチ@大丸堂

小物にもかなり近くまで寄れる(描写も正確)

小物にもかなり近くまで寄れる(描写も正確)

Third International Workshop on Skill Science

11月16日、Third International Workshop on Skill Science を開催した。ありがたいことに約30名の方が発表・聴講してくれた。英語で身体知について語れる場があることの意義は大きい。発表できる場や論文を掲載できる機会等がなければあるテーマが広がることはありませんから。

会場の様子

会場の様子

自分が主催した会に加えて、今回の JSAI International Symposia on AI での自分にとってのもうひとつのイベントは、University of Edinburgh で学んでいた時に博士論文研究&執筆を指導してくれた Robin Cooper 先生と20年ぶりに会ったことだ。Robin は Logic and Engineering of Natural Language Semantics 13 (LENLS 13)に講演者として招待されていた。久しぶりなので話せるのか心配だったが、つい最近会ったばかりのように打ち解けて話せた。形式意味論の話を聞くのも10年ぶりだったがしばらく聞いているうちに話について行かれるようになった。最近自分が取り組んでいるテーマも形式意味論で定式化できそうとわかり、喜ばしかった。

仕事の話はともかくとして、別れ際、ピアノの話で盛り上がった。Robin もピアノを弾くので。Robin曰く、一日2時間くらいピアノが弾けたらいいのに。。(引退したものの研究は続けており、学生の指導などで忙しいらしい。)自分は Pleyel の古いグランドを手に入れたことを報告した。仕事から(完全)引退したら自宅にお招きしますからピアノ談義で楽しみましょう、とお伝えして別れた。

紅葉を見に行く

10日も前のことになってしまいますが。。。吉野谷(白山方面)へ紅葉を見に来ました。

白山神社に詣でる

白山神社に詣でる

山の方では赤とんぼがたくさん飛んでいた

山の方では赤とんぼがたくさん飛んでいた

秋はいろいろな木の実がなる

秋はいろいろな木の実がなる

大工集団のカフェにてティータイム

大工集団のカフェにてティータイム

山羊が見られた@大工集団カフェにて

山羊が見られた@大工集団カフェにて