Monthly Archives: 4月 2013

第7日

到着して2回目の登校。前回はバスで行ったが大回りした上に渋滞に巻き込まれて公式所要時間20分のはずが1時間もかかってしまった。それに懲りて地図を見ながら最短経路を選んで歩いた。2回ほど迷って汗をかいたが35分で着いた。これならこれからも歩いて通おうと思っているが、これから暑くなるから歩くのはどうか・・・と言われて少し考え直すことに。久しぶりにNoellieに会い、近況を報告し合った。オフィスに鍵を受け取り、机を割り当ててもらって、図書館に立ち寄るもほとんどの資料はオンラインで閲覧可能とのことなので登録は取りやめ、その足でネットワークを作ってもらうよう申請に行った。発行されるまで少なくとも二日かかる(!)と言われ、やや驚いた。とはいうものの、こちらのスタッフ並に遇してもらえるとのことでありがたいことである。まぁマルタ大学の客員教員なので当然といえば当然なのだが。。

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この坂を上がってトンネルをくぐると大学がある。

とりあえずやれることはやったので帰宅。使えそうなお店を探しながら、やはり徒歩で戻る。

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店ではないがトラックを利用した移動店舗はあちらこちらで見かける。移動式の魚屋も見かけたから、こういう販売形態は割合と多いのであろう。

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当面はこの道を通って通勤の予定。居住地に近づくに従って上り坂となるのが難点。

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そして懲りずに次のシチリアケーキに挑戦。フルーツタルト。やはり生クリームが添えられて供される。悪くはなかったが前日のケーキの方が好みであった。

村上春樹の小説、「海辺のカフカ」を読み終えた。Johnが面白かったから読んでみろと薦めてくれたので今回、飛行機に乗り込む前に買い求めた。Johnからの質問があって、この「海辺」というのはbeachなのかshoreなのか、どうイメージしたらよいのか?とのことだったのだが、読み終えてみてそれがなぜ重要なのかよくわからなかった。今度彼に聞いてみよう。とりあえず小説を読む前の私の答えは、江ノ島の海岸を例として挙げて砂浜であると回答した。というのも彼と一緒に七里ヶ浜を散歩したことがあったからだ。しかし小説では高松の海なのですよね?? 実際のところはどうなのか。。

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夜、遠くから結構大きな破裂音がするので、何だろうと不思議に思い、ネットで検索してみたら対岸でInternational Firework Festival なるものを開催していると判明した。フィナーレに間に合うとわかったので坂を上って対岸に行ってみた。しばらくまったが始まらないので、もう終わったのかと思い帰りかけたその時にフィナーレが始まった。立体的な花火で面白かった。赤や緑を組み合わせて華やかな演出をするのは興味深かった。

第6日

日にちを数え間違えていた。到着は4月24日、この日は29日。ゆえに第6日。

午前中、細々とした用件を片付けに商店街(?)に出た。思ったより順調に事が運び、ほっとした。折角なので気になっていたカフェに入ってケーキを注文。
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シチリア風ケーキ。中はリコッタチーズ。甘さ控えめで、見た目よりずっと穏やかな味でおいしかった。シチリアのお菓子は世界最強だと常々思う。しかしそれにわざわざ生クリームをつけるのは原則に反している。これはイギリスからの観光客が多く、彼らに迎合しているせいだろうと勝手に想像する。と、文句をつけてみたものの、こういう改変は歓迎というか、心惹かれるものがあって、結局喜んで生クリームをつけて食べている自分を発見する。

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開放的な作りになっているせいでカフェの中まで雀が飛び込んでくる。彼らはテーブルに着地し、そこにあるパンくずやら、ケーキの残りやらをつつこうとする。人間を恐れない不遜な生き物だ。

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午後からはJohnのスタジオへ行き、稽古が始まるまでの数時間、いろいろ議論した。内容は録音し、メモにもとった。これらをまとめて公開する予定。13回シリーズ。12週間マルタに滞在するから、なんとか予定はこなせるだろう。

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午後7時半過ぎにメンバーがやってきて稽古が始まった。この日はスレッドワーク中心。練習を見ながら、実験の計画を練った。とりあえず木曜日に機材を持ち込んで計測しながら方法を探っていくことに。

第4日

マルタに到着して第4日。ネット環境が整い、少し仕事がしやすくなった。時差ぼけもだいぶ抜けてきた。天気もここに来て初めての快晴となったので、周辺の店の探索もかねて散歩に出た。道が蟻の巣のように曲がりくねったり、変にバイパスしていたりするので(それはアラブの町の特徴らしい)進行方向を見失いやすい。ゆえに地図で位置を確認しながら移動した。個人が経営する(と思われる)雑貨屋が(密度の濃いところでは)200メートルおきくらいにあるので、比較的買い物は容易と思われる。ただ実際には徒歩10分圏に数軒あるスーパーマーケットを利用することが多い(これまでのところ)。一番大きなスーパーは3フロアあって、品物も豊富にある。売られている物の品質もそれほど悪くないので買い物で困ることはなさそうだ。

もうかれこれ20年ほど前に海外(イギリス・ドイツ)で暮らしたことがあるが、家族との連絡は郵便だけだったので隔世の感がある。送金とかも大変だった。今はインターネットを介していつでも連絡が取り合えるし、お金の引き出しもほぼ日本にいるのと変わらない感覚で行える。ヨーロッパと日本の距離は確実に縮まった。面倒なのは長距離飛行ぐらいだろうか。

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野菜や果物が量り売りであるところが異文化を感じさせる。でも空豆はおいしかったし、満足だ。

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あまり気づいていなかったが、結構道が曲がりくねっている。方向を見失いやすい。

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窓の鎧戸を留めておくのであろう金具にちょっとした装飾が施されているところが品のよさを感じさせる。
こんなことをしている建物はごく少数だ。

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マジパンのようだが、甘すぎず食べやすい。チョコレートでトッピングされているのは珍しい。

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海草を海に投げて犬が取ってくる、という遊びをしていた。それだけ海が暖かいということなのだろう。
5月からは泳ぎ出す人が出てくるというが、さてどこで泳ぐのだろうか。

walked through blossoms

We went out for a walk. It was fine, nice, blight day. Up to the hill stood a cherry which is estimated to have been there for four hundreds years. She looked elegant. Down to the plain spread peach trees with white mountains in the back. It was certainly the best place to be on  earth at least at that moment.

打ち合わせの合間に散歩。樹齢400年のエドヒガン桜を愛で、眼下に広がる桃の花の美しさにしびれた。

400 years old, edo-higanzakura

400 years old, edo-higanzakura

a view to the plain with full of peach trees in blossom

a view to the plain with full of peach trees in blossom

甲斐の国へ

理由あって甲斐の国へ移動。遠いので今日は移動だけで終わり。朝早くに出発したときはひどい雨で、富山県で高速を降りて飛騨を抜けるあたりまでは風も強かったが上高地あたりで雨が上がり、甲府に着く頃には晴れていた。知人のアドバイスにより実相寺の神代桜を愛でて、ついでに桃の花も眺めてから投宿した。樹齢2000年(本当かな?)ともいう桜の木は神がかっていた。月夜の晩に根本から白装束の翁が現れても何ら不思議ではない感じがした。桃の花の方は果樹園の春という感じで背景の山々と相俟って爽快だった。とはいえ強い風が吹き付けてきて歩くのはちょっと大変だった。

We have been to Yamanashi prefecture to see a friend of mine for advice. It rained heavily when we left home and got windy, too, as we went through the mountainous area. The wether was recovered as we approached to our destination and it was fine finally. We dropped in an old Buddhist temple to appreciate an very old cherry tree, two thousands years old according to a theory. The tree was certainly special. I felt a spirit. Having visited the temple, we dropped in a field with peach trees, most of which were blossoming half. Well, I loved the pastoral landscape. Spring is nice anywhere, but the place was something special.

He was very talkative

He was very talkative

the two thousand years old cherry

cherry blossoms at jissohji temple

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