椅子を買った

一年くらい前からピアノ用に椅子を探していたのだが、ようやく気に入るものを見つけられた。散歩の後、Mountain Edge に立ち寄ったところ、古材で作った椅子があって、高さと座った時の感覚がしっくりきたので買い求めた。座面が四角い方が(丸いものや楕円のものに比べて)重心が左右に振れたときに安定している気がする。厚みがあるせいか、柔らかく感じられて座りやすい。(不思議だ。)ところどころ削られていたので、傷んでいた部分を削ったのですか?と聞いたところ、古さを出すためとの回答であった。わざわざ削らなくても、、、と思ったが、たぶんそうした方が雰囲気が出るのだろう。自宅に持って帰って、これまでつかっていた椅子と並べてみたらちょうど同じ高さだった。(サイズ:W34×D34×H50、材料:米松、仕上げ:ワックス)

椅子をピアノの横に置いてみた

椅子をピアノの横に置いてみた

微妙に高めなのだが、お店の人によるとギターを弾く人が好むものらしい。お店のカタログによると同じ形の椅子が掲載されていたので、兄弟分にあたるそちらの椅子はギタリストが買っていったのだろう。自分にとっても高さと堅さが理想的だった。今まではクッションの効いた四角いピアノ椅子を使っていたのだが、クッションが体幹部の微妙な動きを吸収してしまい、弾きにくかった。堅い椅子に変えたところ、指先まで力がきれいに抜けていく感じがして心地よい。

Rachmaninovのピアノソナタ2曲とFaureのBarcarolleを4番まで弾いた。旋律の輪郭がしっかりして、気分がよかった。椅子は堅いほうがいいと思う。

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