二日間の会議と一日半の自由時間?を経て帰路につく。二日間会議に参加してわかったことはブルガリアの人たちが主力になり、スロベニアが重要なサポートをし、その他ドイツやオーストリア、スコットランドの人たちが関わるということだった。なにぶんプロジェクトを開始する最初の会議ということで情報も少なく、頼まれて引き受けたものの何をしたらよいのかわからず幾分当惑しながら加わったが、終わる頃にはお互い気心がしれた友人となった。忙しいでしょうから年に一度くらいですよね、プロジェクト全体会議に来て下さるのは、、という感じで到着時には控えめに遇してもらっていたが、最後の食事会では、ぜひどこかのグループに加わってくれ、4月にスロベニアでまた全体会議するから来てね、研究費も渡さずいろいろ要求して悪いんだけど、頼りにしてるから。お前は面白い、考えたこともないアイデアが出てくる。みたいな感じに受け止めて貰えて、助言役というよりは普通にメンバーになった。友人が増えるのはうれしいことなので断る理由もない。いろいろ苦労しながら学んだことが役立つようでうれしく思う。
ブルガリアでは良縁に恵まれた。プロジェクトに誘ってくれたのはエディンバラで学生していたころの学友で、実のところ私を外部助言者にするということを聞かされておらず、プロジェクトが採択されてから知らされるといういい加減さだが、もしかしたら言わなかったかも。という連絡に対して、まぁいいよ、と答える自分もいい加減だ。その頃、別件で毎週のようにSkype会議していたから、その延長と捉えた。
民族博物館でおみやげを買ったのだが、作家さんがお店に立っていたお陰で見所を教えて貰えた。勧めに従って歴史博物館を訪れることもできた。真剣に勧めてくれたから従った。行き方まで考えてくれて。風の吹くまま、気の向くまま、ふらふらと漂ってしまうわけですが、人々の善意と好意で動ける体験は久しぶりだったので楽しかった。ブルガリアの人たちの心根が少しわかった気がする。(一方で変なタクシーにぼられたりもしましたが。次はだまされない。)
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