Daily Archives: 2017年12月7日

Joint Seminar by Indian Institute of Technology, Gandhinagar and JAIST

12月5日夜、Indian Institute of Technology, Gandhinagarに到着した。今回は7名の学生と共に訪れた。Ahmedabadの空港に夜半11時30分に到着して建物から出たものの迎えがおらずしばし往生したが、電話したら来てくれてすぐにバスが来てくれて安心した。学生らの様子を見届けてゲストハウスに投宿、一息入れてメールに返事など書いているうちに午前3時になってしまう。急いで眠り、明けて6日朝から Joint Seminar by Indian Institute of Technology, Gandhinagar and JAIST を始めた。今年で三回目になる。

南の方(ムンバイ)に台風が来ている影響で雨だった。ここで雨をみるのは初めてである。本来は乾期なので、雨は降らない。気温も低く、皆寒そうにしていた。

ゲスト講師が来て話をしてくれて、それを受けて議論する、参加者も自分の意見をプレゼンテーションするといった形式で、例年通りに始まった。2年前に会った学生が数名来てくれたり、去年3ヶ月滞在していた学生が来てくれたり、旧交を温められた。

夕方からは街に出て交通渋滞を見学。毎年見ているが毎回圧倒される。ある意味、これは効率的なんじゃないかと思った。牛、自転車、人、リクシャ、大八車、軽トラ、トラック、バス、ありとあらゆる乗り物が交錯し、スペースを奪い合う。ここには秩序があり、それを会得して乗りこなすスキルが存在する。オーストラリア人研究者が半年滞在して、最後にここでの運転の仕方(手を使った合図など)がわかったとの話を聞いた。

細い道が入り乱れており、多様な種類の乗り物が使われていることからこの混沌と秩序が生まれる。この多様性はある意味、環境に優しいし、人々の懐にも優しい。貧乏人は自転車に乗り、金持ちは乗用車を使う。貧乏人も金持ちも投資に応じてこの街で稼ぐ。公平で開かれている気がした。社会が(皆が)豊かになればこの多様性が失われ、普通の交通渋滞になるのかもしれない。ちょっと残念ではある、そういうことになったら。スキルが失われるし、そうなったら多分、人々もつまらないと感じるだろう、街を動き回ることが。

JAISTの学生もひとりずつ発表します

JAISTの学生もひとりずつ発表します

リサイクルセンターみたいなところに行った。どうしたらこんなに積み上げられるのか、10メートルは優に越えている。

リサイクルセンターみたいなところに行った。どうしたらこんなに積み上げられるのか、10メートルは優に越えている。先進国からゴミを買って使える物を取り出して売るビジネス。あらゆる先入観が打ち破られる。

対応してくれた社長さん。意気込みが素晴らしい。

対応してくれた社長さん。意気込みが素晴らしい。

Ahmedabadの中心街へ、交通渋滞を観に行く。

Ahmedabadの中心街へ、交通渋滞を観に行く。

夜が訪れる。この後、自動リクシャに乗って町中を駆け巡った。

夜が訪れる。この後、自動リクシャに乗って町中を駆け巡った。